イタリアのダイネーゼ(DAINESE)が開発したスマートジャケットは、電子制御ワイヤレスエアバッグシステムのD-airを搭載した公道用プロテクションジャケットだ。
D-airはMotoGPでも使われる技術で、25年以上の年月をかけて研究開発と進化が続けられている。その技術を転用しつつ公道用に最適化したスマートジャケットは、ライディングジャケットのアウターまたはインナーとして着用でき、車体との接続も必要としない。なお、インナーとして着用する場合はアウターの内側全体に5cm程度の余裕があればOK。
衝撃吸収性に優れるのにハードプロテクターを使用しておらず、胸部のエアバッグが折り畳まれて収納されているため、優れた通気性を発揮。IP54準拠の防塵防水性もあるため、雨天時も安心だ。
製品には7個のセンサーが搭載され、そのデータを毎秒1000回もモニタリング。独自のアルゴリズムで、スリップダウンやハイサイドによる転倒、後方からの追突、物や車両との衝突などを瞬時に感知して、エアバッグを展開するか判断する。センサーにはGPSも含まれ、これにより誤作動を抑止。制御をより適正化している。確かな安全性を備えながらも気軽に使えるスマートジャケットは、今後ライディングウエアとしてさらに普及していくだろう。
スマートジャケット
価格:14万9600円
カラー:ブラック
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
(男性用、女性用ともに)







D-air シリーズはラインアップ豊富
D-airを搭載した製品は多彩。ベスト型だけでも、表地にレザーを採用した製品「スマートジャケットレザー」や被視認性を高めた蛍光イエローのHI VIS仕様がある。防水生地を採用したジャケット「ステルヴィオ D-AIR D-DRY XTジャケット」やレザースーツなど豊富なので、用途に合う製品を選ぼう

価格:18万2600円

価格:27万5000円