「バイクに興味はあるけど、自分で乗れる気もしないし……」と思っていたイラストレーターが、ひょんなことから免許を取ることを決意。まったくのバイク初心者が、免許取得からツーリングのあれこれなどを描いていくエッセイ風の連載です。
第48回目は、事故後ほぼ初!ひとりで買い物にバイクで行った帰りのお話です。

まさかのエンスト祭り
モンキー125のシートを簡単に取り外せる改造をするためのパーツを、ホームセンターで購入した前回。家に帰るまで、アクシデントなく帰れると思いきや……
普段車に乗らないと、駐車場での動きってほんとうにわかりません。おそらく昔はくっきり見えていたであろう道順を示す矢印がほとんど消えてしまっていて、「一体どっちに行けばいいんだ!?」とあたふた。
車が来ているところに合流するのも慣れていなくて、タイミングが遅いせいか後続車に迷惑をかけてしまいました。「変なタイミングで出てぶつかったらどうしよう!」としり込みしてしまって、本来行けるタイミングでも行けていない気がします…… 申し訳ないです。
周りから見たらのろのろとしたスピードで、やっと公道に出ました。あとはここから帰るだけだ!と少し気持ちが晴れたのも束の間、行きにはなかった坂道&右折をしなければならない道が出現しました。
坂道って、もうそれだけでちょっと緊張するのに、それに加えてカーブもしなければならないなんて……。
緊張から険しい顔になりながらも、落ち着いて坂を上っていきます。あと少しで右折に差し掛かるそのとき!横断歩道を渡る歩行者がいたため、前にいる車が停車しました。
少しハンドルを右に切った状態で止まってしまった私は、「こんな状態(坂道+ハンドルを切った状態)から発進なんてしたことないよ!」とちょっと泣きそうに。
さらになんということでしょう、信号がもうすぐ赤になってしまうではありませんか。これは急がねば!と焦ったからか、発進しようにもエンストしてしまって、まったく前に進みません。こんな道の真ん中でエンストしてしまったことにもさらに焦って、何回もエンストさせてしまいます。
「なんで!?」と動悸から息を切らしながら、チェンジペダルをぐっと下に踏むと、がこん、と。
……一速にうまく入っていなかったようでした。
たしかに下までギアを落としたはずなのに!と、誰に聞いてもらえるわけでもない言い訳を頭の中で騒ぎつつ、周りの車に対して「すみません、すみません……」と謝罪の言葉で頭を埋めながらその場を切り抜けました。
モンキー125の改造パーツが手に入った嬉しさと、周りに迷惑をかけてしまった申し訳なさとで気持ちが複雑な状態に。それでも、一人でこれだけの距離をなんとか往復できたのは、ちょっと成長したな、と思うのでした。
マンガと文●イシクラユカ

大学卒業後、某イラストレーターのアシスタントとして働きながら、自身もフリーとして活動。ひょんなことから「バイク乗りになりたい!」と夢見るように……。身長152cmと小柄なためか、教習所ではちょっと苦戦したものの、無事二輪の免許を取得し、ホンダ モンキー125も購入したのだが……
X(Twitter):@ishikurage_0509
























