フロント&リアアクスル、スイングアームピボットシャフト交換で引き立つ、シャープな走り
「m-tech(エムテック)」と言えば、スズキの油冷GSX-R系のリプロパーツ開発に力を入れていることで有名だが、ハンターカブCT125用パーツとの縁は、同店が手掛けるクロモリシャフトにあったようだ。同製品は、20年以上前からスズキ系各車用に同社が開発してきたアイテムだが、それがCT125に波及したのは、代表の松本圭司さんがCTオーナーとなったのがきっかけだった。
「CTには以前から興味があって入手したんですが、最初に乗ったときに、けっこうフロントがふらふらするバイクだなと感じました」
そこでCT用に12mm径クロモリシャフトを製作しフロントアクスルに使うと、面白いほど変化があったそうだ。現在ではCT125に適合するフロント用とリア用、スイングアームピボット用の3アイテムを開発。最近は体験試乗会も数回開催し、多くのCTオーナーが違いを実感してくれたという。

クロモリシャフトは他社でも手掛けているが、同社がこだわっているのは絶妙な硬度のアレンジだ。硬すぎないバランスに焼入れの段階で整え、表面はSQP(Salt Quench Polish)処理を実施。塩浴軟窒化処理の一種である「イソナイト処理」の後に、特殊な塩浴で表面に酸化被膜を形成し、さらに研磨を加えて耐食性や表面粗さを高めた複合処理で、一般的なメッキよりも表面硬度を高くできるという。
材質や処理の話となると、門外漢には理解不能だが、ともあれ標準仕様のCTを試した後、(1)フロントアクスル交換仕様、(2)フロント+リアアクスルの2箇所交換仕様、(3)2箇所+スイングアームピボットの3箇所交換仕様を順番に試させてもらった。その印象は以下の通りだ。



(1)標準仕様のハンドリングに芯が加わったような印象。ふらつくような雑味が薄まり、直進性が引き立ってくる。
(2)コーナー通過で前後がそろってリーンし、ライントレースする感覚が明瞭に。加えてサスの動きが把握しやすくなる。
(3)上記に加え、後輪が路面を蹴る感覚にダイレクト感が増加し、より車体全体の動きに一体感が加わる。
これは誇張も忖度もない実感である。
「違いが実感しやすいのはフロントアクスルでしょうから、まずここを変えてみるのでもいいと思います。その後ほかの部分も変えると、より違いが実感できます」と松本さん。
直進性、コーナリング時の安定性などに今ひとつ満足できないCT125オーナーは、クロモリシャフトの少なからぬメリットを体感してみることをお勧めする。
【製品スペック】
m-techオリジナル クロモリシャフト(フロント、リア、ピボット)



■価格:3万3000円、3万3000円、3万5200円/品番:MTH-001、MTH-101、MTH-201/材質:SCM435鋼/表面処理:SQP
■備考:フロント用=CT125(JA55&JA65)、クロスカブ110、スーパーカブC125などに適合。リア用=CT125(JA55&65)、スーパーカブC125のリア。グロム&ダックス&モンキー125のフロントに適合。ピボット用=CT125(JA55&65)専用。
レポート●阪本一史 フォト●夏目健司
株式会社m-tech(エムテック)
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https://mc-m-tech.com/






























