【プロカメラマン】が大量画像で記録! 「陸上自衛隊・警務中隊のヤマハ・MT-03白バイ」をチェック!……演習場にはほかにもそそる車両がいっぱい!

■習志野演習場の入り口で見たMT-03の白バイ。いつの間にこんな新型が!?
■サイレンや赤色灯なども、丸基調だった過去の警務隊仕様のXJRあたりと比べて今風だ。これは機会をみて撮影できたらいいなぁと思いつつ、空挺団の演習に入場。
■上空を2ローターのヘリが飛び、小さく人が見えたと思ったら自由降下が早々に始まった!
■下総航空基地からであろう海上自衛隊の対潜哨戒機P3Cも展示飛行で上空に現れた。
■輸送機が通過する度に隊員が降下するので、空にはたくさんのパラシュートの花が咲く。高台に設けられた観覧席は来場者の方々でいっぱい。
■機体の横ドアから次々に降下する空挺団の隊員。風向、風速も加味したコースで演習場の作戦開始想定ポイントに降下していた。流線型の美しい機体にも注目!
■来場者越しに見た降下シーン。丸いデザインのパラシュートは空挺団の標準型だろうか。
■高機動車と重迫撃砲をつるして前線近くへ輸送するCH47ヘリ群。特徴のある重厚な音を響かせながら高度を下げていくと、ローターからの気流で草が上空まで舞い上がる。
■つるした重迫撃砲と車両を下ろす際にはこんな高度まで下がり、降ろすやいなや上空へ。周辺には先に降下した隊員達が周辺を警戒して援護体制。
■双発のCH47が車両や砲といったペイロードを下すと、攻撃ヘリのコブラが想定敵方面の掃討に向かう。観覧席近く上空をかすめると来場者にシャッターチャンスをくれるかのように左バンクして攻撃コースへ。
■同様に用途の広いUH1Hが側面のブローニングM2重機関銃で前進部隊の援護射撃を実施。前進してきたかと思うと、ジャックナイフ姿勢ではなくウイリー的な姿勢でジワッと減速。CH47と、UH1は震災など災害派遣の現場でも非常に活躍した機種。
■島嶼防衛も想定し、水陸機動団所属の水陸両用車AAV7が登場。西日本(九州)に主に拠点を展開する水陸機動団の車両が関東で見られるのは珍しい。
■直線を多用したAAV7の形状がよく分かるアングル。海上航走時には車体の1/3程度が水面上に出る。
■16式機動戦闘車=16MCVとも呼ばれる、戦車と違い8つの車輪を持つ装輪車。戦車と比較すると軽量で、市街地での戦闘も想定された造りながら強力な主砲を持っているのが特徴。
■大きな戦車と比べると、ちょっと可愛らしくも見える89式装甲戦闘車(ライト タイガー)。小さいながら砲塔左右のミサイルの威力は大きく、中の兵員は側面の丸い銃眼から射撃が可能。
■しんがりを務める10式戦車(ヒトマル)の前を日本映画では数々の名作にも登場した歴戦の勇者=74式(ナナヨン)が登場。この位置関係で見ると10式が単体で見るより大きく、74式が小さく見える。
■奥の2台が待機した直後、手前の10式が敵陣への発進を開始。
■巨大な自走砲や対空車両以外で、関東周辺で見られる戦闘車両のほとんどが揃ったシーン。
■放送を聞き逃してしまったのだが、地対空ミサイルの03式地対空誘導弾SAM-4だろうか。戦闘車両や地上部隊の上空を早い時点から援護するためには重要な車両。
■アメリカ海軍の識別マークが隠蔽気味になった米軍ヘリ。地上に降りた影に添うように一列に伏せた隊員がヘリの離陸後に速やかに前進という、パラシュートを使わない降下パターンか。
■胴体の迷彩模様と大きさが習志野の降下塔にどことなく雰囲気の似た輸送機。海外援助の輸送の映像等でこのタイプはTVで見覚え、ありませんか?
■米軍のパラシュートは自衛隊の丸いデザインのものと異なり、上から見ると四角い形状で側面脇に空気の抜ける部分がある。製造方法や畳みやすさなど、設計思想が違うのだろうか。
■ラッパ隊の演奏。トランペットやトロンボーンのように音階調整の機能を持たない軍隊式ラッパを使用し、時刻や合図他テーマ的メロディを普段は奏でる。種特殊技能と言える。
■アメリカ、オーストラリアの空挺部隊が参加した演習ということで、部隊記章の交換。国は違えど、精鋭同士に通じ合う張り詰めた空気感を感じるシーン。
■ずらりと並んだ黒のベレーは習志野・第一空挺団の精鋭達。
■演習後の光景。演習を終えた74式戦車の軌道や車輪を高圧洗浄機で丁寧に洗う。
■8輪の装輪車(16MCV)も、正面気味のアングルで見るとシルエットは戦車に近い雰囲気。カーブを曲がる際には左右の前輪2個が異なる舵角で方向を変えるといった複雑な構造。
■観覧席からうっかり来客が演習エリアに入らないよう警護する隊員に一声かけての一枚。ジブチ等海外派遣でも活躍していた軽装甲機動車が場内のパトロール車両になっていた。
■演習やグッズ購入を楽しんだ来場者の方々が帰路に付くころ、参加車両も駐屯地に戻る。16MCVに手を振る母娘コンビの姿に手を振り返してくれる隊員の表情も明るかった。
■第302保安警務中隊にご協力いただき、ご多忙のところ車両展示をいただいた警務隊仕様のパジェロとMT-03白バイ。いわゆるMP(ミリタリーポリス)の部隊で、隊内の警察的業務を実施する部隊となる。パジェロの顔付きと赤色灯が厳つい。
■第302保安警務中隊より隊員が3名おいでくださいました。右から、日下 友人(ひしたともひと)2等陸尉、海保 裕也(かいほゆうや)3等陸曹、MT乗車担当の児玉 浩二(こだまこうじ)3等陸曹。隊内では時には怖い存在やも知れぬ警務隊の彼らは芯の通ったナイスガイ達であり、ユーモアを交えた撮影は愉快だった。
■警務隊仕様のMT-03を望遠で狙ってみる。近代設計でリヤの跳ね上がったデザインのMTに頑丈なガード類をどのように取り付けるか、ヤマハの技術陣も頭を捻ったのでは?と興味津々だった。302警務中隊ではお聞きし損ねたが、どうやらMT-03白バイは令和元年頃からの配備とのこと。
■このアングルで見ると、リヤのガード前部の取り付けが分かりやすい。それにしても昔風の白バイの丸いオーディオ装置から比べると、拡声器の角ばったデザインが微妙にMTに似合っているのが面白い。
■回転灯や平たい書類ケース、フロントガードの回転灯等が無かったら、そのままツアラーに転用できそうなリヤビュー。リヤの両脇のケースの後部取り付け箇所はシートカウル下に固定の模様。
■マフラーは基本的に市販仕様のMTと同様だろう。フロントのガード取り付け下側の大きなプレートがステップホルダーのボルトと同軸固定のようだ。特別仕様への工夫の跡が感じられる。
■今風の回転灯はガードが筐体の中を突き抜けるデザインなのが斬新。サイレンにはメイドインジャパン、ヤマハ モーター エンジニアリングの文字。音質のヤマハか!?
■上部がリップ形状で前面面積の拡大されたフロントスクリーン。このあたりは警視庁の白バイ同様に快適性向上を計った“公的スペシャル”。自分もMTに乗っていたらちょっと欲しくなる装備品かも。
■フロントフェンダーには桜のマーク。まさしく自衛隊車両のシンボル。ちなみに偵察部隊のKLXなど、部隊バイクにも目立たないが濃いオリーブグリーンの桜のマークが入っている。
■コンパクトな車体に装備類がタイトにまとめられているのが、テールカウルと両脇のボックスとのクリアランスで感じられる。フロントのバンパーも太くはなく、あまり飛び出していない。
■意外に短めなままのハンドルは長いハンドルポストで立ち上げている模様。ステムのアッパーは一体型のようだ。フォークの突出し量が市販モデルと違うのかは年式の違いもあって不明。装備類による重量増加もあると思われるので、前後のサスセッティングは違うかもしれない。
■部分的に切り取ってみると、パトレイバーとかガンダム世代のデザイナーが関与したのかな?と、MTとの親和性まで考えられたような装備類前部のまとまり。
■ハンドル右側のスイッチ類は、キルスイッチ、サイレン、マイク、回転灯?、セルスターターボタン、いちばん下にハザードのスイッチ。グローブが厚手だと筆者だったら押し間違えをしそうな細かなスイッチ類の配置。
■左側から見たハンドル周辺。左側のスイッチ類は市販車両とほぼ変わらない。ヘルメットマイクに接続するケーブルには使用時以外は保護キャップが付く。
■車両前部を斜め後方から撮影。
■警務隊では反則キップを切ることはなさそうだが、書類入れのケースも付く。ただし駐屯地の敷地内での安全速度や横断歩道の歩行者保護などの指導を行う場合もあるようなので狼藉を働くと厳重注意をされることはありそうだ。
■シート付近とサイドトランク付近のクローズアップ。ガードのパイプ径は車格の違いもあるが警視庁の白バイほど太くはないようだ。
■MT乗車担当の児玉3等陸曹。無茶苦茶強そうなのに性格が明るく、強風下に率先してレフ板を持って撮影をアシストして下さった。またお目にかかりたいものだ。
■「陸上自衛隊・警務中隊のヤマハ・MT-03白バイ」
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