名車カタナの復活、東京モーターショー、カワサキとビモータの業務提携、セロー250の生産終了発表など、さまざまな話題があった2019年も間もなく終わろうとしていますが……
「モーサイ」で2019年に最も読まれた記事は、『ついにハンターカブが来た!ホンダCT125が東京モーターショー2019で世界初公開』でした。
CT125に対する皆さんの期待度の高さがわかりますね!
さて、東京モーターショー2019で公開された「CT125」はスーパーカブシリーズの最新鋭マシン・スーパーカブC125をベースに、ハンターカブ系の最終モデル「CT110」をモチーフにアレンジしたマシンです。
CT110は街中で見かける頻度も多い人気車ですが、じつはCT110が正式に国内販売されたのは1981年~1983年の間だけ。
海外向けとしては2000年代中盤まで生産され、逆輸入車も多く流通しているのです。
(ちなみに「ハンターカブ」=「CT」といイメージが定着していますが、「ハンターカブ」という車名が使われたのは1960年代初頭に日本で発売されたC105Hのみになります)
オフロード色を強めたCT125の装備とデザイン
スーパーカブC125がベースとなってはいますが、レッグシールドの代わりに装備されるガードパイプや、ブロックパターンのタイヤ、アップタイプのマフラー、ブレースバー付きのオフロード車のようなハンドル、スポークホイールなど、専用のパーツで構成されており、もはやスーパーカブC125とは別物といえる存在感。
「オフロード色」を強調した装いで、現在販売されている「クロスカブ」シリーズとも異なる雰囲気を持っています。
東京モーターショー公開時は「コンセプトモデル」という紹介ですが、展示された車両の高い完成度を見れば、市販化はもう間もなくのはず!
スーパーカブC125の価格が40万7000円なのを考えると、価格は45万円前後での発売となるのではないでしょうか。
(まとめ●モーサイ編集部・上野 写真●山内潤也/ホンダ)