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【新型G310R徹底解説】「普通二輪で乗れるBMW」が初モデルチェンジ、63万7000円で6月デリバリー開始

新型BMW G310Rの仮想ライバル車は?

BMW G310R(63万7000円〜)

313cc水冷単気筒、最高出力34ps/9250rpm、最大トルク2.8kgm/7250rpm、車重164kg、シート高785mm

ではBMW G310Rのライバル車はどんなモデルになるでしょうか。
モデルの特性、排気量、価格を含めて検討すると、以下の4車が候補に挙がると思います。

ヤマハ MT-03(62万1500円)

320cc水冷並列2気筒、最高出力42ps/1万750rpm、最大トルク3.0kgm/9000rpm、車重169kg、シート高780mm

水冷並列2気筒エンジンを搭載するヤマハ MT-03。
251cc超で車検の必要なモデルながら、排気量は320ccであえて「400ccフルスケール」としていない点や、同シリーズの大排気量モデル直系のデザインなど、BMW G310Rとは共通項が非常に多いモデルです。

MT-03もヘッドライトやテールライト、ウインカーはフルLEDでABSも装備するなどG310Rとほぼ同様のパッケージングで、メーターも2車ともモノクロ液晶。購入時に迷うとしたら「単気筒エンジンか、2気筒エンジンか?」「日本車か外車か?」という点になるでしょう。
最高出力は2気筒エンジンのMT-03の方が8馬力ほど上回ってはいるものの、車重ではG310Rが約5kg軽く仕上がっています。

では、購入後に様々なカスタムを楽しみたいと考えている人にとってはどちらがいいでしょうか?
両車とも従来モデルのアフターパーツの市況を見る限り、カスタムする点ではMT-03に軍配が上がりそうです。

カワサキ Z400(価格68万2000円)

398cc水冷並列2気筒、最高出力48ps/1万rpm、最大トルク3.9kgm/8000rpm、車重166kg、シート高785mm

カワサキ Z400はBMW G310Rやヤマハ MT-03とは異なり、排気量は398ccの水冷並列2気筒。となるとエンジンパフォーマンスでは圧倒的な差が目についてしまいますね。
それに加え、166kgの車重、G310RやMT-03よりは値段は上がりますが70万円を切る価格帯など、Z400はかなり「攻めた」モデルであることがわかります。

またLEDヘッドライトやインナーチューブ径41mmの倒立フロントフォークなど、装備面でも前述の2モデルと見劣りする部分はありません。
G310RやMT-03と比較するとヘッドライトまわりなどのデザインに多少古臭さを感じてしまいますが、上位機種のZシリーズに共通するカワサキ独特の「Sugomiデザインをコンパクトなボディの中でしっかりと表現しているのも市場での人気を後押ししていると言えるでしょう。

カスタム面については、MT-03同様に日本車という「地の利」がある分、国内パーツブランドから多くの製品がラインナップされていると言えます。

KTM 390デューク(価格69万9000円)

373.2cc水冷単気筒、最高出力44ps/9000rpm、最大トルク3.8kgm/7000rpm、車重150kg(乾燥)、シート高830mm

KTMのロードスポーツモデルのイメージを長らく牽引してきたストリートファイター、DUKE(デューク)。
アヴァンギャルドなデザインとハイパフォーマンスを売りにするデュークシリーズには、普通自動二輪免許で楽しめる390/250/125がラインナップされています。BMW G310Rの直接的なライバルとなるのはやはり390デュークです。

価格はG310Rより上がってしまいますが、排気量は日本の普通二輪免許枠の上限に近いだけあって、単気筒ながら44psとパワフル。
さらにLEDヘッドライトをはじめとするフルLEDの灯火類や、カラー液晶メーター、オプションでモード切り替えやクイックシフターも用意しているなど、装備の面でもスポーツバイクとしての完成度を高めています。
また、カスタムする際にも純正アクセサリーをはじめ、パフォーマンスパーツを中心にアフターパーツも豊富です。

ただKiska Design(キスカデザイン)によるスタイリングは、見方によっては癖が強く、そこは好みが別れるところかもしれません。
またシート高も830mmと高めなので、小柄な人は店頭で足着きをしっかりチェックした方が良さそうです。

ハスクバーナ ヴィットピレン401(73万9000円)

373.2cc水冷単気筒、最高出力44ps/9000rpm、最大トルク3.8kgm/7000rpm、車重151kg(乾燥)、シート高835mm

現在KTM傘下のブランドとなっているハスクバーナ。そのため、このヴィットピレン401はKTM 390デュークとエンジンやフレーム、サスペンションなど基本構成を共有したモデルで、エンジンのスペックは390デューク同様です。

価格はG310Rより約10万円上がってしまいますが、最大の特徴は、唯一無二の近未来的なデザインでしょう。Kiska Designが手がけたデザインは、KTMとも一線を画す斬新なもので、そこに惹かれるオーナーも数多いのです。

装備面も390デューク同様にWP製サスペンションやスリッパークラッチなどスポーティなものが与えられていますが、ここまで挙げた車両の中で唯一スポークホイールを採用しているのも特徴です。
ただ、ヴィットピレン401のようにここまで完成されたデザインだと、カスタムをする際には少しやりづらさを感じるライダーもいるかもしれませんね。


ライバル車との比較をしてみると、改めてG310Rのキャラクターもより明確になりました。
絶対的なパワーでは2気筒モデルには敵わないものの、車体の軽さと従来型から定評のある元気の良い単気筒エンジンのキャラクターは、国産2気筒勢とはまた違う魅力を備えていると言えます。
一方、海外勢はG310R同様に単気筒エンジンですが「シングルスポーツモデル」を各メーカーどういう味付けで仕上げているのか、比較試乗してみると面白いと思います。
もちろん、BMW Motorradというプレミアムブランドを手にする喜びもまた、G310Rの大きな魅力であることも忘れてはいけません。

レポート●土山 亮 写真●BMW/ヤマハ/スズキ/KTM 編集●上野茂岐

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