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新型=4代目ホンダ PCX「開発者インタビュー&新旧モデル徹底比較」〜車体編〜

新旧PCXの足着き性&ユーティリティを比較

新型=4代目PCXと、先代=3代目PCXの足着き&ライディングポジション

足着き性とライディングポジションは、モーサイweb編集部・上野(身長170cm・体重59kg)がチェック。
ライディングポジションは新旧PCXとも非常に似た印象で、上体の立ったリラックスした姿勢。125ccスクーターとしては、ハンドルまでの距離や足元など十分なスペースがあり、窮屈な感じは無い。ライダー側シートも前後方向にゆとりがあるので、体格によって調整できる「幅」もある。

足着きは、新型・先代で如実な差がでた。
シート高の数値は新旧どちらも764mmと同じだが、新型では両足がほぼ全面接地、先代はつま先から1/2程度が接地でカカトは浮く……という結果に。
新型の足着きが良くなっているのはシート形状によるところが大きいと思われる。またがったときに足が触れる部分がスリムにシェイプアップされていて、股の開きが少ないのだ。

なお、新旧PCXとも原付二種版(125cc)と車体寸法・シート高は変わらないので、125ccも同様の足着き性&ライディングポジションと考えてほしい。

新型=4代目PCX160のライディングポジション。ライダーは身長170cm・体重59kg。
新型=4代目PCX160の足着き性。ライダーは身長170cm・体重59kgで、両足でほぼ足の裏全面が接地する。
先代=3代目PCX150のライディングポジション。ライダーは身長170cm・体重59kg。
先代=3代目PCX150の足着き性。ライダーは身長170cm・体重59kgで、両足ではつま先から1/2程度の接地となりカカトが浮く。

新型=4代目PCXと、先代=3代目PCXのシート

新型=4代目PCXのシート。実測してみたところ、先代=3代目PCXより前後左右とも10mmほどスリム。またシート前端のまたがった際に足が触れる部分もシェイプアップされている。
先代=3代目PCXのシート。
新型=4代目PCXのシート・フットボード。フットスペースは拡大され、先代=3代目PCXと比べ、前方&外方向ともに30mm広くなっている。
先代=3代目PCXのシート・フットボード。

新型=4代目PCXと、先代=3代目PCXの収納スペース

新型=4代目PCXのシート下収納。容量は30Lで、先代=3代目から2L拡大。リヤフレームの連結メンバーを抜いているのが容量拡大のミソか。*ETC車載器はオプション
先代=3代目PCXのシート下収納。2代目→3代目へモデルチェンジした際も容量拡大が行われていて、2代目25L→3代目28Lとなっている。*ETC車載器はオプション
新型=4代目PCXのハンドル下小物入れ。内蔵の電源ソケットはUSB Type-Cとなった。入り口の形状が、先代は逆台形だったのに対し、スクエア状となって手が入れやすい。
新型=4代目PCXのハンドル下小物入れ。内蔵の電源ソケットはアクセサリーソケット。

ホンダ PCX160(4代目)主要諸元

【エンジン・性能】
種類:水冷4ストローク単気筒OHC4バルブ ボア×ストローク:60.0mm×55.5mm 総排気量:156cc 最高出力:12.0kW(15.8ps)/8500rpm 最大トルク:15Nm(1.5kgm)/6500rpm 燃料タンク容量:8.1L 変速機:無段変速式
【寸法・重量】
全長:1935 全幅:740 全高:1105 ホイールベース:1315 シート高:764(各mm) 車両重量:132kg タイヤサイズ:F110/70-14 R130/70-13
【価格】
40万7000円

ホンダ PCX150(3代目)主要諸元

【エンジン・性能】
種類:水冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ボア×ストローク:57.3mm×57.9mm 総排気量:149cc 最高出力:11kW<15ps>/8500rpm 最大トルク:14Nm<1.4kgm>/6500rpm 燃料タンク容量:8L 変速機:無段変速式
【寸法・重量】
全長:1925 全幅:745 全高:1105 ホイールベース:1315 シート高:764(各mm) 車両重量:131kg タイヤサイズ:100/80-14 120/70-14
【価格】(2020年時点)
38万600円、40万2600円(ABS仕様)

レポート●関谷守正 写真●柴田直行/ホンダ 編集●上野茂岐

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https://www.honda.co.jp/PCX/

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