(まったく畑違いのジャンルの製品ならば別だろうが)基本的に他の会社が商標登録した製品名を別の会社が使うことはできない。が、「商標権の分割移転登録」がしてあればその限りではなく、トヨタとヤマハが「シグナス」という名前を共用できているのはまさにそれ。
本旨から外れるので、詳細は省くがざっくり言うと「ウチ(A社)が登録している商標だけど、アナタ(B社)も使えるように権利分けたげる」というもの(もっと詳しいことを知りたい人は各自で調べてネ)。
以下は具体的な話。

初代ヤマハ・シグナス180のボディエンブレム。
車名として使い始めたのはヤマハが先だが、実は商標権を持っていたのはトヨタだったのだ。
まず、トヨタはカタカナ表記の「シグナス」と、アルファベット表記の「SYGNUS」を1966年に商標出願。さらに1976年にははくちょう座の意味を持つ「CYGNUS」も別途商標として出願した(チェイサーの車名を決める際最終候補まで残ったためと言われている)。

トヨタ・ランドクルーザーシグナスのエンブレム
ちなみにトヨタの現在のラインナップにグレード名含め「シグナス」という名を冠するクルマはないが、同社の女子アイスホッケーチームは「トヨタシグナス」としてその名前を使い続けている。
なお、ヤマハは元より、トヨタも「Cygnus」の商標権は残しているので、今後また「シグナス」という名を冠するクルマが出てくる……かもしれない。
(まとめ●モーサイ編集部)
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