驚くほどスリムで握りやすく取付け容易な電熱グリップ
グリップヒーターGH10スイッチ一体式タイプ
グローブだけでは冷えてしまう手を電気の力で温めてくれるグリップヒーターは、純正装着するバイクも増えている人気アイテム。
2015年に発売されたキジマのグリップヒーターGH07は、一体式スイッチボックスを初採用したGH06からグリップ外径を2mmスリム化し33mmとしたことで大ヒットモデルとなった。
そして2019年、さらなるスリム化を達成した新製品「GH10」が登場!
一般的なグリップは外径が30~31mmのものが多いが、GH10の外径は32mm。通常のグリップとほぼ変わらない細さが追求されている。
また、従来モデルはスロットルパイプから純正グリップをはがしたり、突起部分の加工作業が必要だったが、スロットルパイプを内蔵したGH10は取付けが各段に簡単となった。
操作性は高い評価を得た「GH07」を踏襲。
左側グリップの付け根にあるLED付きスイッチを長押しすると電源がオンになり、1回押すごとに温度が上昇して5段階で温度調節ができるという分かりやすいもの。
始動時のバッテリー電圧が12.5V以下では始動せず、使用中に11.5V以下になると電源をカットするバッテリー保護機能も搭載している。
使い勝手の良さはそのままに、握り心地と取り付けやすさが大幅アップしたGH10。
これもまた、ベストセラーアイテムとなるに違いない。
グリップヒーターGH10スイッチ一体式タイプ
●価格:1万7600円
●サイズ(全長/内長/外径):120㎜/117㎜/32㎜、130㎜/127㎜/32㎜
●消費電力:13.5V・7.4W(レベル1)~34.8W(レベル5)
キジマ・グリップヒーターのバリエーション
グリップヒーターはスクーターから大型ツアラーまで幅広く装備されている電熱パーツ。もちろん後付けも可能である。
装着方式は、ノーマルのグリップの上にヒーターを巻きつける物やノーマルのグリップからヒーター内蔵グリップへ差し替える物、ハンドル内部にヒーターを仕込む物がある。
差し替えタイプの物にはヒーター操作スイッチがグリップと別体の物と一体の物があり、一体の物の方がハンドル周りはスッキリする。
なお、車載バッテリーから電源を取るので、バッテリーの発電量不足や劣化には気をつけよう。
グリップヒーターGH05-2巻き付けタイプ
現在装着されているグリップに巻き付けて、あとは配線するだけというシンプルなグリップヒーターで、使わない時期は外しておけるので昔から人気が高い。
組み合わせるグリップの長さに合わせてミニ(95mm)とスタンダード(105mm)の2種類をラインナップ。
グリップヒーターGH08プッシュスイッチタイプ
別体式のスイッチを採用したタイプで、上の巻き付け式がオンオフ操作だけなのに対して、こちらは温度を5段階に調整可能だ。
グリップの長さはφ22.2㎜の標準ハンドル用が115mm、120mm、130mmの3種類、径25.4mmのインチハンドル用は130mmのみを用意する。
グリップヒーターGH07スイッチ一体タイプ
左グリップにスイッチとインジケーターを一体化したスマートなグリップヒーター。
5段階の温度調整機能は上のプッシュスイッチタイプと同様だが、こちらは消費電力が7.4~34.8W(プッシュ式は21~36W)とレンジが広く、さらにインジケーターがカラフル。
HEAT DEMONハーレー専用タイプ(電子スロットル対応済)
ハンドルバーの内部にヒーターを挿入する、ハーレー専用設計のグリップヒーター。
温度調整は4段階で、マイクロプロセッサにより温度を制御。電子スロットル車やファットバー採用車にも装着可能だ。
なお、2014年以降のツーリング系はスイッチ加工が必要だ。
まとめ●モーサイ編集部 photo●キジマ
CONTACT
問い合わせ先 | キジマ |
---|---|
URL | https://www.tk-kijima.co.jp |