ZZR600純正サイレンサーを装着、セッティング出しなどでも安心の音に

マフラーもガスケット類やスタッドナットなど、年式相応に傷んでいた部品は新品を確保。
さて、アンダーカウルを外してみると、内側の汚れがかなりひどい状態。念入りに脱脂と補修を実施しました。ラジエターとオイルクーラーを外して横に逃がし、すでにサイレンサー部を外していたデビル管のエキパイを取り外します。
サイレンサーは磨いておいたものの、エキパイはさすがに汚れてましたね。コッチもあとで磨いとこ……。

その後、エンジンの下やシリンダー前側などを掃除したり、ラジエターとオイルクーラーの錆落としをして黒く再塗装していると、すぐに数時間が経過。
しかし時間はある。
せっかくエキパイも外したので、センタースタンドも補修塗装♪
こうなると速乾塗料でも小一時間は触れませんが、ま、焦らずじっくり作業しましょ。



各部の塗料が触って大丈夫な程度まで乾燥したころ、磨きに磨きを重ねた純正エキパイ(中古で入手)に左右2本出しの純正サイレンサーを取付けました。
新品部品保護のビニール被覆をはがす単純なことが、なぜか船の進水式みたいに厳かな晴れやかさで感慨深かったなぁ。


そして、いざエンジン始動!
乾いた静かな排気音です。この最終型のサイレンサーは1993年型のものより静かかもしれません。集合マフラー仕様より重くなっちゃいましたが、音の静粛性は劇的なほど。
財布には痛かったけど、欠品になる前に入手を決心してよかったです。
作業を終えて思ったのは「マフラー交換を先行しておいて正解だったのかも」。キャブの調整や燃料系の微調整に取り掛かるに際し、排気系もノーマルに戻しておいたほうが何かと都合が良さそうですし。
ここまでの作業では、キャブは軽く外側を掃除しただけなので、今度は中身のチェックとフロートチャンバーの中などを目視でチェックしようと思います。
また、付帯する多数の燃料系のホース類も先行して部品注文しておいたほうがいいかも?


かくして、ジワジワと散財をし続けていますが、安心して長く乗れる愛車に仕
上げるにはここが踏ん張りどころのようです。
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