特定非営利活動法人・日本自動車殿堂は、「自動車産業そして自動車交通および自動車文化の発展に貢献した歴史に残すべき自動車」として11月8日(金)「2019日本自動車殿堂歴史遺産車」を発表。11月15日(金)に表彰式が行われた。
2度の生産中止を乗り越え、40年以上の歴史を繋ぐSR400
2019年自動車殿堂歴史遺産車は4台で、そのうちの1台にはヤマハスポーツSR400が選ばれた。途中、排ガス規制の強化により2度生産中止という危機があったものの、1978年からエンジン、車体、デザインを変えることなく販売されるロングセラーマシンとなっている点が評価された。
「世界的に見ても貴重なロングセラーバイクだと思います。今日、ライダーの年齢層は中高年の方が多いものの、20代から年配の方までさまざまな世代に支持していただいているのも特徴です。
現在、SR400は生産ラインでの組み立てではなく、二人で手組みで作る形へと変遷していますが、これからもヤマハとしてSR400を引き続き育てていきたいと思います」
と、表彰状とトロフィーを受け取ったヤマハ発動機広報グループリーダーの壬生 貴さんは語った。
なお、ほか2019年自動車殿堂歴史遺産車の3台は、欧州車を手本に試行錯誤のなか造り上げられた日本で最初の乗用車・三菱A型(三菱甲型)、ディーゼル小型トラックの先駆者となったいすゞエルフTL151型、世界で最も売れているオープンカーとしてギネス記録を更新し続けているマツダ/ユーノス ロードスターが選出されている。
(レポート&写真●モーサイ編集部・上野)
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