「バイクに興味はあるけど、自分で乗れる気もしないし……」と思っていたイラストレーターが、ひょんなことから免許を取ることを決意。まったくのバイク初心者が、免許取得からツーリングのあれこれなどを描いていくエッセイ風の連載です。第50回目は、8月に起きた千葉での豪雨のお話です。

水没からバイクを救う!
8月、9月と、ずーっと雨ばかりでした。この時期、晴れている日の方が少ないなんて珍しい気がします。そんな雨続きの中、今回は8月に起きた千葉豪雨のお話を書いていこうと思います。
先に言っておくと、わたし自身には被害はなく今回のお話も暗い気持ちになるようなものではないので、ご安心ください!
8月13日、この日はニュースで豪雨に注意とういことを見ていました。たしかに、起きたときから雨の強さはすごかったです。それでも、時間が経てば弱まってくるだろうと思っていました。
しかし、夕方になっても夜になっても一向に雨の強さが弱まる気配がありません。こんなに長時間、ここまでの強さで雨が降りつづけているのは初めてでした。
わたしの住んでいるアパートはちょうど坂の上にあるため、浸水の恐れはないだろうとのんびり過ごしていたのですが、ふと「もしかしたら駐車場は危ないかも!?」と不安になります。というのも、バイクを停めている駐車場が半地下のような形状になっているからです。
ここまでの大雨が長時間続くことは初めてで、うっかり判断が遅くなってしまいました。心のどこかで「まあ大丈夫だろう」と思っていたんですよね…。ドキドキしながら駐車場へ行くと、もう入り口あたりが水没してるではないですか!わたしの足首は余裕で超えるくらいの水位になっていました。

このままではバイクが危ないかも!と思い、急いでバイクを地上へ引き上げます。…しかしこの駐車場、以前虫が大量に死んでいるのを目撃しているのです…。ちらっと見ると、ちらほら虫の死骸が浮いていて…。しかもなんか、変な油が浮いてるし…。
じっくり考えるとパニックになりそうだったので、ひたすら無心でじゃぶじゃぶと音をたてながら、地上へバイクを移動させました。今思い出しても、ゾッと鳥肌が立ちます。こんなとき、自分でも取り回しに苦労しないモンキー125にしといてよかったな、ということも強く思いました。
なんだか、精神的にかなり大人になったような、そんな一日でした。
マンガと文●イシクラユカ

大学卒業後、某イラストレーターのアシスタントとして働きながら、自身もフリーとして活動。ひょんなことから「バイク乗りになりたい!」と夢見るように……。身長152cmと小柄なためか、教習所ではちょっと苦戦したものの、無事二輪の免許を取得し、ホンダ モンキー125も購入したのだが……
X(Twitter):@ishikurage_0509


























