保温インナーの中綿として最高クラスの性能を持つのが水鳥の羽毛、ダウンだ。軽量で高い保温力を持つが、天然素材のため資源量は限られる。そこで近年は、人工羽毛と呼ばれる化学繊維製の高機能中綿が使われることが多い。

南海部品が採用したクラボウのエアーフレイクも人工羽毛のひとつ。その特徴は、天然の羽毛を再現した構造にある。これまでの製品は暖かさの肝となる“”が少なく、保温性能を上げるために量を増やすと重くなってしまった。しかしエアーフレイクはダウン並みの膨らみがあり、少ない量でも十分な保温力が得られるのだ。

新製品のエアーフレイクライトジャケットも、高品質ダウンに匹敵する730FP（※フィルパワー。1オンス当たりのダウンのかさ高［体積］を数値化したもの）相当のエアーフレイクを内包。さらに起毛裏地も採用して保温性能を高めており、インナーとして使えば秋春向けのライジャケが防寒仕様になる。しかも各部に防風素材を採用し、プロテクターも装着できるので単体でのライディングも可能。手持ちのウエアにこれを1着追加すれば、今季のウインターライディングはより快適になるはずだ。

SPEC

価格：2万4200円
サイズ：S、M、L、XL、XXL
カラー：ブラック、ブラウン
プロテクター：肩、肘、胸、背（全てオプション）

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組み合わせるならこれ！

大型ポケットを持つビンテージテイストモデル
SDW-4151 ユーティリティブルゾン

ナイロン生地をビンテージ感のあるコットンライクな風合いに仕上げるなど、同社の過去の製品を現代的にアップデート。裾の大型ポケットは昭文社のツーリングマップル、胸ポケットはスマホがちょうど収まる大きさだ。胸と背中にベンチレーションを装備。

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シンプルなデザインはふだん使いにもマッチ！
SDW-4152 コーチジャケット

ストリートアイテムとして人気が高まっているコーチジャケットをライディング向けにアレンジ。軽量で柔軟なナイロン生地を採用し、袖の形状は肩周りの可動性に優れるラグランスリーブとしている。胸と背中にベンチレーション、裾にはドローコードを装備する。

まとめ●モーサイ編集部　　写真●澤田和久　　モデル●岩瀬皓旭