ニュース

【NEWS】未来のモビリティがキターッ!! ヤマハが実証実験を行うトリタウンの魅力とは?

トリタウンの実証実験が新潟県で開催

 

ヤマハ発動機は、7月13日から8月11日の週末を中心とした日程で、フロント2輪の小型電動立ち乗りモビリティ「TRITOWN(トリタウン)」の実証実験を行うと発表した。
 新潟県長岡市にある「国営越後丘陵公園」にて実施されるという実証実験は同公園の有料ガイドツアーとして行われ、利用者からの意見を元にサービスの有用性や集客性、商品性の検証が行われる。

トリタウンはフロントにLMW機構を備えた、フロント2輪、リヤ1輪の3輪車(LMW:リーニングマルチホイール。モーターサイクルのようにリーンして旋回する三輪以上の車両の総称。ヤマハ・ナイケンやトリシティのフロントに採用されている)。
2017年の東京モーターショーやCES2019に参考出品され話題となったので、ご存じの方も多いのではないだろうか。

じつは、トリタウンの実証実験は4月27日から5月31日までの期間、静岡県の「つま恋リゾート彩の郷」でも行われており、多くの人が今までにないモビリティの乗り味を体験している。
いったい、トリタウンとはどのようなモビリティなのか、つま恋リゾート彩の郷での実証試験にて体験した際のレポートを紹介しよう。

文と写真/モーサイ編集部

 

これまであった乗り物とは一線を画す乗り味

今回の試乗でトリタウンに乗車できたのは1時間少々。結論から言えば、トリタウンはそのわずかな試乗時間であっても、私の記憶に残るには十分過ぎる程のインパクトを持っているモビリティだった。

 トリタウンはバイクと同様に、搭乗者が自らバランスを取って姿勢を制御する構造だ。そのため停車時や乗り降りの際に車体が倒れないようロック機構が付いており、ロックをオフにすると自立することができず転倒してしまう。
 つまり、バランスを保つには体重移動や足の踏み込みが必要不可欠な乗り物なのだ。とはいえバランスを取ること自体は難しいものではなく、5分も乗っていれば乗りこなすことができるほど簡単である。

ボディサイズは1,140㎜×620㎜×1,140㎜で、重量は約40kg。リヤのホイール内に出力500Wのインホイールモーターが搭載されており、2時間の充電で約30kmの走行が可能。最高時速は25km/h。

 

 実際に乗ってまず驚かされるのが、今まで体験したことのない乗り味。なかでも特に興味深いのが、トリタウン特有と言える足まわりの挙動だ。
直進時はバイクなどの乗り味と特に変わらないのだが、リーンインしながらコーナーに進入すると、車体のリーンと連動してステップ部分が可動するのだ。バンクすると内側のステップは持ち上がり、外側は少し沈む。ステップ部がLMW機構を持つフロントフォークと接続しており、サスペンションが傾くとステップも連動して可動。味わったことのない感覚に思わず頬が緩む。

 下半身の体重移動で操作する感覚がバイク以上に強く、むしろその操作感はスキーやスノーボードのそれに近いように思える。ステップがそれぞれ独立可動してバンクするという動きが、トリタウンが全く新しい乗り物だということを理解させてくれる。

リーンさせた際、サスペンションの動きに合わせてステップも可動しているのがわかる。
フロントのLMW機構はヤマハ・ナイケンやトリシティに搭載されているものと基本構造は同じだ。

 ではその乗り味はといえば、まさに軽快そのもの。タイヤは小径で、トリタウン自体のサイズも小さいため、旋回能力が非常に高い。まるで自転車のミニベロのように、実によく曲がるのだ。
 また、電動でエンジン音などが一切しないので、一緒に走っている人と会話を楽しんだり、景色をゆったりと眺めながらの走行が可能。最高速度は25㎞/hというが、体感的にはそれほど速度が出ているようには思えない安心感も実によいものだった。

モーター駆動なので静粛性はバツグン。自然の中をゆったりと走るにはもってこいのモビリティだ。

 ちなみにリヤホイールに内蔵された500Wのモーター出力は、トリタウンのサイズであれば必要十分。登り坂でもグングンと登っていくので不満は感じなかった。1度の充電で約30㎞走行可能なので、ちょっとした買い物には最適といえるかもしれない。小さなマシンに、現代の電動バイクの高い技術がギュッと凝縮されたようなモビリティなのである。

バッテリーはリチウムイオン。容量は380Wh。脱着は簡単に行える構造となっている。

 都会の喧騒に疲れていた私には、穏やかな気持ちになれるトリタウンが最上の癒しになった。そしてなにより、乗っている最中は終始楽しい気分でいられた。これは乗り物には重要な要素だろう。

 手軽で便利という自転車の利点はそのままに、バイクにも通ずる“運転が楽しくて乗りこなすのが簡単”という利点も併せ持つトリタウン。まったく新しいこの乗り物は、普段の買い物にも、ちょっとした移動にもマッチする優しい乗り物だった。

これからの季節、トリタウンの試乗は夏のアクティビティとして最適とも言える。このまったく新しいモビリティを、この機会にぜひ体感してみてはいかがだろうか?

 

TRITOWN概要

重量:約40kg
寸法:1,140㎜×620㎜×1,140㎜
速度:最高25km/h (※状況により最高速度を制限している場合あり)
モーター形式:インホイールモーター
モーター出力:500W
バッテリー形式:リチウムイオン
バッテリー電圧:48V
バッテリー容量:380Wh
充 電 時 間:約2時間
走行可能距離:約30km

 

実証実験の概要

期間:
2019年7月13日(土)〜7月15日(月・祝)
7月19日(金)〜7月21日(日)
7月26日(金)〜7月28日(日)
8月 9日(金)〜8月11日(日)
※都合により、8月2日(金)〜8月4日(日)は休止
※天候により乗車できない場合あり

場所:国営越後丘陵公園(新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又1950番地1)
開催時間時:10:00〜、11:45〜、14:30〜、16:15〜 (各回受付時間は開始時間15分前)
利用料金:2,500円(税込)
※都合により金額に変更がある場合があります。
所要時間:約80分(講習時間含む)
参加条件:16歳以上、70歳以下(免許制限なし)
※安全講習あり、状況により乗車をお断りする場合あり
参考URL:国営越丘陵公園ホームページ:http://echigo-park.jp/
TRITOWN参考動画:https://youtu.be/haoTcYLkmCQ

 

CONTACT

車両に関する問い合わせヤマハ発動機株式会社 越後丘陵公園実証実験担当
電話番号0538-32-9715 (実証実験期間のみ)
来場・参加料金・申し込み方法に関する問い合わせ国営越後丘陵公園 越後公園管理センター
電話番号0258-47-8001

 

 

あわせて読みたいオススメ記事はこちら!

関連記事

  1. イタリア・ボローニャのドゥカティ・ミュージアムでマッシモ・タンブ…
  2. 【NEWS】ハーレーダビッドソンのアパレル専門店がお台場にオープ…
  3. 新潟県と神奈川県にカワサキプラザがオープン!
  4. HONDA本気の電動バイク! ビジネスモデルのBENLYと三輪の…
  5. 初夏のレジャーツーリングに間に合わせるなら今!!ハーレーの「FR…
  6. 【NEWS】ダイネーゼ大阪箕面店が4月27日にオープン 前日には…
  7. 【NEWS】赤いモンスターマシンは通常の3倍の速さ!? 916を…
  8. 【NEW ITEMS】TZR250(1KT)オーナーに朗報! 純…

おすすめ記事

【もう一度乗りたい90年代車】HONDA CB750編 (後編) スズキGSX250Rにキジマ・LEDシーケンシャルウインカーを付けたら予想以上に格好よかった!! 【NEW MODEL】HONDA CB1000R 水谷 章人・坪内 隆直・原 富治雄 写真展:真夏の記憶 ― 鈴鹿8時間耐久レース ― 写真展開催 【最新「護る」ツール】DAINESEから着こなし方が自由自在なベスト型エアバッグが出た! 【CLOSE UP!】KIJIMA サイクルアラーム コンバットファイブ
BIKE王 A.S.H.クオリティの真髄

ピックアップ記事

PAGE TOP