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トライアンフ(Triumph)から、普通二輪免許で乗れる待望の新型400ccモデル「スラクストン400(Thruxton 400)」と「トラッカー400(Tracker 400)」が登場しました。先行していたスピード400、スクランブラー400とともに、普通二輪免許(いわゆる中免)で乗れる輸入車として人気を博すこと請け合いです! 今回は、ルックスもキャラクターも全く異なるこの2台に試乗。そのデザインや実際の足着きや走行フィールなどを本音でレビュー。大型二輪免許を持っていなくても満足できる、その魅力とは?
まったく異なる個性を持つ2台の400cc輸入車
両モデルともに、最高出力42馬力を発揮する水冷単気筒DOHC4バルブエンジンを搭載しています。しかし、プラットフォームを共有しながらも、見た目も乗り味も驚くほど差別化されていました。それぞれの魅力をチェックしていきましょう。

■スラクストン400 (Thruxton 400)

特徴的なロケットカウルにセパレートハンドル、バーエンドミラーを装備した、今どきのスタイリッシュなカフェレーサースタイルです。
タンク/シートが非常にスリムに絞り込まれており、軽快感のあるデザインそのままの走りが魅力です。スリムゆえかスペック以上に軽く感じます。
低回転のトルクは十分で、走り出しに不安感はありません。
回転を上げていくと、予想外のスムーズさで中回転〜高回転域のパワー感に驚かされました。
前傾はキツすぎるわけではありませんが、ある程度の覚悟は必要。体幹で上半身を支え、両腕に力を入れすぎないようなライディングポジションを保てれば、さらにスムーズでキレのある走りが楽しめます。
スポーティなスタイリングですが、現代のスーパースポーツほど凶暴ではなく、日本の公道環境でちょうどいい走りを見せてくれるスラクストン400。
日常域でスポーツライディングを楽しみたい方にぴったりの1台です。






■トラッカー400 (Tracker 400)

アメリカのダートトラックレースを彷彿とさせる、ストリート映え抜群のアグレッシブなスタイルが特徴です。
ゼッケンプレート風のサイドカバーや2本出し風マフラー、小ぶりなメーターバイザーなど、ディテールにもこだわりが詰まっています。
タイヤはオフロードテイストのピレリの「MT60 RS」を装着。
フラットで幅広のアップハンドルにより、自由度の高いライディングポジションが絶妙で、街乗りからツーリングまで疲れ知らずで走りつづけられそうです。
エンジンはスラクストン400と同じく水冷単気筒。シングルならではの低回転での力強さと、意外なスムーズさを両立。街乗りでも扱いやすい特性です。
高速道路でもなかなかパワフル。100km/h以上の領域でもぐんと加速していきました。
足周りは倒立フォークで剛性感が高くかっちりした印象で、高速域でも安心感があります。
コーナーでも違和感はなく、旋回性は素直。
バイク本来の楽しさが味わえ、日常の足としても使える気楽さもある1台です。
オフロード過ぎず、街でもしっかり映えるスタイリングはとにかくカッコいい!
質感も上々で安っぽさは皆無。
スラクストン400よりも、トラッカー400のほうが多くのシチュエーションで楽しく走れました。






気になる「足着き」チェック!(身長154cmの場合)
バイク選びで外せないのが「足着き」。
今回は身長154cm(股下70cm+厚底ブーツ)の女性ライダー、ぴの子が検証しました。
【スラクストン400(シート高:795mm)】
トラッカー400よりもシート高が10mm低く、安心できるかと思いきや、セパハンによる前傾姿勢になるため、体感的には数値よりも足着きが厳しい印象。率直に言えば少し怖い。とはいえ、こちらも車重176kgと非常に軽いため、160cmもあれば余裕で乗りこなせるはずです。


【トラッカー400(シート高:805mm)】
数値上は少し手ごわく感じますが、車重が約173kgと軽量なため、車体を起こすのは苦になりません。両足はつま先立ちのパツパツ状態になりますが、上体が起きているポジションのため視界が広く保てて安心感はあります。運転への恐怖心が少なく、操作もしやすい印象です。


身長183cmの編集部・太田の場合


両車とも、当然足着きは良好でかかとまでべたべた。ペダルに足を置いても窮屈に感じることはありませんでした。もちろんトラッカー400のほうが楽ですが、スラクストン400もツーリングに使えるレベルだと感じました。
走りの楽しさと充実の装備

・低回転からトルクフルな「TRシリーズ」400ccエンジン
単気筒エンジンは低回転からしっかりとしたトルク感があり、街中でも楽しくスポーティに走れる味付けになっています。空冷っぽいフィンのデザインもステキです。

・クラスを超えた足周り
両モデルともに倒立フォークを採用しており、足回りのしっかり感は抜群。ブレーキにはByBre(バイブレ)製のキャリパーを備え、制動力もこのクラスとして十分以上の安心感があります。





・使い勝手の良いシングルシートカウル
タンデムシートの上に純正で装着されているシングルシートカウルは、簡単に取り外しが可能です。見た目重視で1人で走るときはシングルシート仕様に、タンデム(二人乗り)をする時はもちろん、シートバッグを取り付ける際のカウル傷つき防止としてシングル仕様にと、2パターンを選べるのはとてもありがたいですね。
どっちを選ぶ?まとめ

同じ400ccでありながら、見事なまでに異なるキャラクターを持つ2台。
純粋にスポーツライディングやコーナーリングを楽しみたい、王道のカフェレーサーに憧れる方には「スラクストン400」でしょう。
街乗りでのカッコよさはもちろん、ツーリングで疲れにくく、細い道やちょっとした林道までオールマイティに万能に使いたい方には「トラッカー400」がおすすめです。
「トライアンフ(輸入車)=高級」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、今回の400シリーズは約80万円前後からで、国産車とも十分に競合できる価格設定です。
ぜひ、あなたにぴったりの相棒を見つけてみてください!
主要諸元/価格
スラクストン400(Thruxton 400) 主要諸元
エンジン種類:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ
ボア×ストローク:89.0×64.0mm
総排気量:398cc
最高出力:30.89kW<42ps>/9,000rpm
最大トルク:37.5Nm<3.8kgf・m>/7,500rpm
燃料タンク容量:13L
WMTCモード燃費:27.7km/L(※欧州仕様値 3.6L/100km)
変速機:6段リターン
全長×全幅×全高:2,042×775×1,110mm
ホイールベース:1,376mm
シート高:795mm
車両重量:176kg
タイヤサイズ:(F)110/70R17 (R)150/60R17
カラー(価格)
ファントムブラック/アルミニウムシルバー(84万9900円)
パールメタリックホワイト/ストームグレー(86万2900円)
カーニバルレッド/アルミニウムシルバー(86万2900円)
メタリックレーシングイエロー/アルミニウムシルバー(86万2900円)
発売日:2026年3月
トラッカー400(Tracker 400) 主要諸元
エンジン種類:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ
ボア×ストローク:89.0×64.0mm
総排気量:398cc
最高出力:30.89kW<42ps>/9,000rpm
最大トルク:37.5Nm<3.8kgf・m>/7,500rpm
燃料タンク容量:13L
WMTCモード燃費:27.7km/L(※欧州仕様値 3.6L/100km)
変速機:6段リターン
全長×全幅×全高:2,033×857×1,050mm
ホイールベース:1,371mm
シート高:805mm
車両重量:173kg
タイヤサイズ:(F)110/70R17 (R)150/60R17
カラー(価格):
ファントムブラック(80万9900円)
レーシングイエロー(82万2900円)
アルミニウムシルバー(82万2900円)
発売日:2026年3月


































