「バイクに興味はあるけど、自分で乗れる気もしないし……」と思っていたイラストレーターが、ひょんなことから免許を取ることを決意。まったくのバイク初心者が、免許取得からツーリングのあれこれなどを描いていくエッセイ風の連載です。
第36回目は、前回に引き続き「ベーシックライディングレッスン」に参加したときのお話です。

恐怖心からの脱却
前回はバイクレッスンを受けた際の、午前中の様子を書きました。今回は、午後の様子について書いていきます!
午後のレッスンでは、乗車姿勢などを意識しながら運転する項目が多かったです。また、ブレーキをかける際に、フロントブレーキとリアブレーキそれぞれでどのような違いが生まれるのかなども、実際に操作を行いながら体感していきました。
フロントブレーキのみを使ったとき、リアブレーキのみを使ったとき、その両方を使ったときとで、どれだけ止まるまでの距離が変わるのかを実践したのです。
急制動なんて教習所ぶり(そもそもスピードを出して走るのが一年以上ぶり)の私からすると、この項目はかなり緊張しました。スピードを出すことも怖いし、ブレーキをかけすぎて転んだらどうしよう……などと考えてしまうのです。
そのため、スピードはそれぞれ試してもバラバラの速度、ブレーキをかける強さもバラバラになってしまい、あまりどれがどんな効果を生むのかは実感できず……。
恐らく一番ブレーキの効き目が出るであろう、フロントブレーキとリアブレーキの合わせ技よりも、リアブレーキをかなりギューッと踏んだときの方が止まるまでの距離が短くなってしまいました。

そして、アクセルを開けたときとブレーキを踏んだときの姿勢を意識するレッスンもありました。最初はアクセルを開けた状態で走りつづけ、指導員の方がランダムなタイミングで旗をあげるので、旗があげられたらブレーキを踏んで即座に止まる、といったものです。
姿勢を意識するあまり、「どっちの状態だと前のめりにして、どっちの状態だとのけぞるような姿勢にするんだっけ!?」とかなり混乱しながら運転していました。どっちがどっちかわからなくなって、何回か逆の姿勢で運転してしまっていたような気がします。
あまりに運転になれていないですね……。
しかし!ふと気づきました。午前中あれだけ怖がっていた発進と停車が全く怖くありません!もう、(自分の中では)自然に発進と停車を行うことができるようになっていたのです!!この発見は本当に嬉しいです。
クラッチが繋がる位置も、なんとなくわかるようになってきました。これだけでもかなり私の中では前進したな~、という気持ちです。

ここまで恐怖心がなくなるとは思っていなかったので、とても嬉しい気持ちで午後のレッスンがほぼ終わりました。
マンガと文●イシクラユカ
フォト●山下 剛

大学卒業後、某イラストレーターのアシスタントとして働きながら、自身もフリーとして活動。ひょんなことから「バイク乗りになりたい!」と夢見るように……。身長152cmと小柄なためか、教習所ではちょっと苦戦したものの、無事二輪の免許を取得し、ホンダ モンキー125も購入したのだが……
X(Twitter):@ishikurage_0509































