念願の二輪免許を取得して、バイクも購入、これからバイクライフを楽しむぞ!と思った矢先、転倒→入院……。そんな悲しきバイク女子イラストレーター・イシクラユカの事故からの復帰を描くエッセイ風マンガ。第16話は、入院から2か月が経ち、無事退院となった日のお話です。

入院中に荷物が増えた
こんにちは、イシクラユカです!
バイクの転倒で骨折&靭帯損傷した左足ですが、かなり体重をかけて歩けるようになってきました。
この歩き方にもだいぶ慣れ、それなりの速さでの移動ができるまでに回復していたのです。
担当の医師にも「経過は順調」とお墨付きをもらい、入院から2か月、ついに退院することになりました!
といっても、まだ松葉杖はついているし、当然歩き方もケガをする前よりぎこちない……。
そこで退院日には親に迎えに来てもらうことにしました。とてもありがたいです。
当日は、「朝の9時半までに病室を出られるようにしておいてください」と言われていました。
入院していた2か月間で、必要な着替え、仕事用パソコン、ちょっとしたお菓子などなど、荷物はどんどん増えていました……。
退院日に荷物をまとめていると、とんでもない量の荷物になっていて驚いたものです。
当日の9時を過ぎたころ、看護師さんが「もう出られますかね~?」と声をかけに来てくれました。
準備万端だったので、そのまま荷物を持って下の階のお会計をする受付へ向かおうと思ったのですが……。
荷物の量がすごいうえ、わたしは松葉杖をついた状態だから、荷物はほとんど持てません。
どうしよう……と悩んでいたら、なんと!看護師さんがほとんどの荷物を運んでくれたのです。
かなりの重さだと思うけれど、そんな様子を全く見せず、ひょいっと持ってくれました。ありがとうございます。
長い間入院していたので顔なじみの看護師さんも何人かいて、ナースステーションを通り過ぎるとき、その方たちが声をかけてくれたことがとてもうれしかったです。
入院食もおいしいし、看護師さんはみんな話しやすくて優しいしで、とてもいい病院に入院できてよかったです。
ということで、お会計を済ませ、何事もなく無事退院することができました。
……そう、ある日の出来事を除いては。
その「ある日の出来事」については、次回書いていこうと思います。
次回も読んでもらえるとうれしいです!
マンガと文:イシクラユカ
【連載マンガ】20代女子イラストレーターがバイク乗りになるまでのお話
大学卒業後、某イラストレーターのアシスタントとして働きながら、自身もフリーとして活動。ひょんなことから「バイク乗りになりたい!」と夢見るように……。身長152cmと小柄なためか、教習所ではちょっと苦戦したものの、無事二輪の免許を取得し、ホンダ モンキー125も購入!