釣りツーリングに行こう!

【釣りツーリングに行こう!】2釣目:エイプ100用キャリアを自作してみる(考察編)

使い勝手向上のためにキャリアを作る

……ええと、釣りに行ったのはいつが最後だったか? そんなことをつぶやいたところで誰も答えちゃくれないし、よしんば答えてくれたとしても、自身の休みがあまりにも少ないことに愕然とするだけだろう。

つまるところまったくもって釣りには行けていないわけだが、そうは言っても行きたいものは行きたい。この気持ちを紛らわすために、次回はもう少し快適に釣りツーするための準備をすることにした。

つまりは、エイプ100用リヤキャリアの製作である。「どうしてそうなる!?」というツッコミは無用で願いたい。なぜならきちんとした理由があるからだ。

形は好きなんだけど、もう少しガッツリした作りのほうが安心できるんだよなぁ……。作るならばキャリアの面積ももう少し大きめにしたいし。

前回装着したキタコ製のリヤキャリアは、積載能力皆無の車体に多少なりとも荷物を載せられるようになるうえ、取り付けた際のマッチングも良好なので気に入っている。

しかし、大変残念なことに重量物を搭載するにはいささか不安が残るのだ。同キャリアの使用者のなかには「折れたら買い換える」と完全に消耗品扱いとしている人もいるようだが、出先で壊れでもしたら目も当てられない。

そこで、頑丈なリヤキャリアを自分で作ってしまおうという魂胆なのである。そうすればエイプで大抵のことはできるようになるし、荷物満載でロングツーリングにも行くことも可能になる。

が、もちろんのことながらリヤキャリアを自作したことなんてないし、どうやって作ったらいいのかもわからない。うむ、ここはひとつ既存のリヤキャリアを観察して、どのような形状ならば重量物を乗せても問題ないかを考察してみることにしよう。

 

頑丈な物は作りがゴツイ!

とはいえ、キャリア単品を見てもどのように装着されているのかがわからない。そこで弊社の駐輪場にあるバイクのリヤキャリアを観察することにした。

 

その1:CRF250のリヤキャリア

さっそく調査開始。まずはデザイナーさんの愛車であるCRF250。前後の4点で固定されていて、なかなか強度はありそう。

リヤ側の固定ポイントはフレームに取り付けられていると思われる。ある程度の重さの荷物を載せても問題なさそう。

 

その2:SL230のリヤキャリア

夜間に撮影したので少々見づらいが、カメラマンさんが所有する「林道スペシャル」のSL230。純正のリヤキャリアを延長加工したという逸品。これがまたガッツリと作ってあるうえ、左右にドリンクホルダーや三脚ホルダーが取り付けられている。

角パイプなので、見た目の強度もありそう。これくらいしっかりした物を作りたいもんである。

 

その3:ドゥカティ・スーパースポーツSのサイドバッグステー

こちらはドゥカティ・スーパースポーツSのサイドバッグステー。さすがドゥカティというくらいガッツリとした作りをしている。これくらい頑強に作れば、なにひとつ問題なさそうである。

 

リヤフェンダー下で2個所留めになっていて、全部はタンデムステップと共締めできるステーが伸びている。これは参考になりそうだ。

 

その4:スズキ・スウィッシュのリヤキャリア

こちらも取材車両としておいてあったスズキ・スウィッシュのリヤキャリア。かなりガッツリした作りで、試しに揺すってみたがビクともしなかった。

 

こうして見てみると、リヤ側を何らかの方法で支えているステーのほうが強度、耐荷重的にも高そうな印象である。やはり少し太い丸パイプでキャリア自体を製作し、後端部からアシを出して、うまく支える作りにしてやる必要性がありそうだ。

 

これでおおむねの構想は固まった。次回はなにはともあれ製作を行ってみる予定だ。それをするだけの休みがあれば、の話であるが。2回目にしていきなり釣りに行かない連載記事ってどうなのだろうと頭を抱えるのだった……。

 

 

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編集部ひぐらし

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クルマ6台、バイク15台を所有する社内随一の残念男。姉妹誌オールドタイマーの編集を行いつつ記事をアップしている。
格好いいと思ったクルマやバイクを考えなしに入手してしまうという悪癖を持つ。バイクの魔改造に関する悪だくみも大好き♪ なので年中首がまわらず、編集部でキュウリをかじっているベジタリアンでもある。

●1981年生まれの水瓶座O型
●好きな食べ物:カレーと春巻き。
●愛車:ビート/AZ-1/ハイエース/ZX-12R/エイプ100/KSR-Ⅱ/NSR50 ほか多数

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