北海道

【北海道を食べつくす】地域に根ざした食も見逃せない!好奇心をくすぐる厳選地元メシ!

四方を海に囲まれ、広大な農耕地や牧場もある北海道は、多くの食材に恵まれた日本屈指のグルメ天国!
地域ごとにさまざまな名物があり、北海道以外ではまだ知られていない珍しいグルメもたくさんあるのだ。

そんな厳選地元メシを今回は紹介していこう!


 
 

1.北見焼き肉+目丼


「焼き肉タウン」で生ダレを満喫!

北見市(知床・オホーツク)
かつて国鉄北見駅の裏にと畜場があり、新鮮な肉が入手しやすかったことが、北見に焼き肉店がとても多い理由のひとつ。特徴は加熱処理しない生ダレと、サガリ(ハラミ)とホルモンが超人気なのと、焼肉ダレで味つけされた目丼(目玉焼きご飯)がシメに好まれること。
 
 

2.煮込みジンギスカン

名寄市ご家庭の味を近年になって名物化

名寄市(宗谷・きた北海道)
ジンギスカンは北海道名物として知られるが、名寄市は羊肉を焼くのではなく、タレに漬け込まれた羊肉を野菜などと一緒にタレごと煮込んだ料理をジンギスカンと呼んできた。昭和30年代ごろから地元に定着した食べ方で、現在は煮込みジンギスカンのネーミングになった。
 
 

3.無量寿そば

まさにここだけのそば

釧路市(釧路・ひがし北海道)
釧路にある明治創業の老舗そば店、竹老園・東家総本店で提供されているのが、茶そばに海苔やネギとワサビ、そして生卵をトッピングしたぶっかけスタイルのこちら。最大の特徴は、醤油ベースの汁にこだわりのゴマ油が混ぜてある点。濃厚な味わいがある。
 
 
問い合わせ 竹老園 東家総本店 TEL:0154-41-6291 釧路市柏木町3-19

 
 

4.牛とろ丼

全国ご当地どんぶり選手権で銅賞を獲得!

帯広市(帯広・とかち)
お取り寄せグルメとしても人気なのが、十勝の牛とろフレーク。健康的に育てられた臭みのない牛肉を、特殊製法で加工して冷凍。これを解凍せずそのままアツアツご飯に載せた牛とろ丼は、口の中で溶けだす食感と、直後に広がる牛肉の甘味が魅力。ぜひ生まれ故郷の十勝で!
 
 

5.かつめし

あっさり味で箸が進む薄めのカツと醤油ダレ

浦河町(日高・えりも)
約40年前に割烹料理屋で誕生し、徐々に広まり浦河のソウルフードになったのがかつめし。全国各地に「とんかつ×ご飯」の丼グルメはあるが、浦河ではソースや卵を使わず、醤油ベースのタレを用いたあっさり系!
 
 

6.カレーそば

アツアツ+香辛料で冷えたカラダを温める

夕張市(札幌・道央)
カレーラーメンは苫小牧や室蘭の名物として人気上昇中だが、夕張が誇るのはラーメンではなくカレーそば。炭鉱で働いていた人たちの過酷な労働を支えてきたグルメで、元祖は数年前に閉店したが、文化は数店舗で継承。
 
 

7.たれカツ丼

昭和初期から根づいた訓子府のソウルフード

訓子府[くんねっぷ]町(知床・オホーツク)
北海道のカツ丼は卵でとじるのが一般的なのだが、訓子府町はサクサクのカツをご飯の上にそのままのせて醤油ダレを掛けた、たれカツ丼が完全浸透。創業八十数年の福よしという食事処が発祥とされ、現在ではイメージキャラクターの"たれカツ丼乙女" がいるほど!
 
 

8.やきとり

間違いだけど、正しい

室蘭市(札幌・道央)
室蘭で「やきとり」と言えば、豚肉とタマネギを使うのが一般的。昭和初期に、豚モツや野鳥などが屋台で串焼きにして多く食され、次第に鶏肉よりも安い豚肉がメジャーとなり、「やきとり」の名で残ったのだとか。この豚串に洋カラシをつけて食べるのが室蘭流!
 
 

9.ザンタレ

やたらとご飯が進むザンギの派生形

釧路市(釧路・ひがし北海道)
いまやザンギ(鶏唐揚げ)は、北海道全体を代表するグルメのひとつになっているが、実はその発祥は釧路。そして、釧路のお店がザンギに甘辛いタレをかけて提供していたのがルーツとされるのが、釧路独自のザンタレだ。市内の飲食店で、さまざまな味のタレを使う。
 
 

10.カレーラーメン

室蘭が人気だが発祥はこちら

苫小牧市(札幌・道央)
北海道内におけるカレーラーメンの発祥は、苫小牧にある「味の大王」という店舗が1965年に考案したというのが定説。豚骨ベースのスープと十数種類の香辛料や果物を使ったカレーペーストを混ぜた、うまみと辛さがマッチしたとろみのあるスープを特徴とする。
 
 

11.にしんそば

文化を伝承する味

江差町(函館・みなみ北海道)
にしんそばは京都名物として知られるが、京都で身欠きにしんが使われるようになったのは、江戸時代に北前船で北海道から輸送されたため。江差はにしん漁で繁栄を極めた土地のひとつで、にしんそばは地元の味として親しまれている。
 
 

12.あんかけ焼きそば

小樽のあちこちで食べられる

小樽市(札幌・道央)
発祥には数説あるが、昭和中期に小樽市内の広域に広まったとされる。現在、小樽あんかけ焼きそばとしての決まりは特にないが、焼き固められた麺にあんが多めに掛けられている店舗が多い。満腹になり、特に寒い時期はカラダが温まるというのが、人気になった理由だろう。
 
 

13.トルコライス

日本最北の地に根づく 九州の長崎と同じ文化

稚内市(宗谷・きた北海道)
トルコライスと言えば長崎なのだが、稚内市でも半世紀以上前から、これが地元の味として定着している。お皿のご飯に肉厚なチキンカツを載せ、トマトソースやデミグラスソースを掛けるというのが一般的なスタイルだが、カレー掛けなど複数のバージョンがある。
 
 

14.ジュンドッグ

美瑛で生まれて旭川のソウルフードに

旭川市(美瑛・ふらの)
旭川市内を中心に、美瑛でも提供されるファストフード。発祥は美瑛の洋食屋(じゅんぺい)で、旭川ではピジョン館が製造。フライにした具材をソースにくぐらせ、ご飯で包み、崩れないように圧縮した、要は棒状のおにぎり。バイクで移動して、景色のよい場所で食べることもできるのだ!
 
 

いかがだっただろう?
ここに載っていない・知られていない地元メシの数々が、北海道、はては日本全土にあると思うとすぐさま愛車に跨がり探しに行きたい気持ちが湧き上がるんではなかろうか!

ツーリング先で美味しい地元メシを食べるのは、旅の醍醐味である。
是非ライダー皆さんにも、美味しい地元メシに舌鼓を打ってほしい。
 
 

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モーサイ編集部

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