「ギャグ」「YSR50」「NSR50」が巻き起こす原付レプリカバトル!! 俺たちが愛した「原付マニュアルトランスミッション車」1970〜80年代ヒストリー【後編】

1986年2月発売のスズキ・GAG。このクラスでは先んじてツインチューブフレームを採用した。カラーも単なる色違いではなく、それぞれが個性のある4パターンのグラフィックを用意。ミッションも4速クロスと本格的だった。当時価格18万3000円。最高出力5.2馬力。
1986年発売のヤマハ・YSR50。スズキ・GAGより数カ月遅れて登場したが、こちらは最高出力7馬力を発揮する空冷2サイクル単気筒エンジンを搭載。マルボロカラーやTECH21カラーが1万円高で追加されるなど、ヤマハの気合いが伺えるモデルだった。当時価格18万9000円。
1986年発売のホンダ・JAZZ。カブ系エンジンを搭載したミニアメリカンで、幅広のタイヤを履くためカブやモンキーよりもカウンターシャフトを長くしてドライブスプロケをオフセットしていた。シート高600mmで、気軽に出かけられる雰囲気があった。ホイールベースも1325mmと、原付としては長大だった。当時価格19万9000円。最高出力4馬力。
1987年発売のホンダ・NS50Fエアロ。アッパーからシートカウルまでを繋がったデザインとし、エアロフォルムを実現していた。1996年には同車をベースとしたレーサーのNS50Rが登場し、多くのライダーを育てた。当時価格20万9000円。最高出力7.2馬力。
1987年発売のホンダ・モンキーR。フロントテレスコピックフォーク、ツインチューブフレーム、ディスクブレーキ、リヤモノサスという本格的な仕様で登場した「最強モンキー」。台数は少ないが根強いファンが多く、今でも高値で取引されている。当時価格15万9000円。最高出力4.5馬力。
1987年発売のホンダ・NSR50。レーサー・NSR500の3/4ほどのサイズに50ccとは思えない本格的な装備を満載し、GAG&YSRの対抗馬として登場したモデル。エンジンはMBX50Fを流用した水冷2サイクル単気筒エンジン。同社の生産終了後、レース専用マシンであるNSR Miniが登場した。当時価格21万9000円。最高出力7.2馬力。
1988年発売のホンダ・CRM50。NS50FやNSR50と同様の水冷2サイクル単気筒エンジンを搭載したモデル。レーサーのCR80Rとの共通点も多く、一部部品の流用も可能。フロント275mm、リヤ280mmと、サスペンションストローク量が長い本格オフロードマシンだ。当時価格23万9000円。最高出力7.2馬力。
1988年発売のヤマハ・TDR50。スーパーバイカーズ風のスタイルに、RZ50に搭載されていた水冷2サイクル単気筒エンジンを積んだモデル。シチュエーションを選ばず走れるマルチな走行性能で人気を博した。当時価格22万9000円。最高出力7.2馬力。
1988年発売のカワサキ・KS-Ⅰ。AR50Sに搭載されていた水冷2サイクルビストンリードバルブ単気筒エンジンを搭載したスーパーバイカーズ風のモデル。前後タイヤとも10インチで、ライバルと比べコンパクトにまとめ上げられていた。当時価格18万3000円。最高出力7.2馬力。
1988年発売のヤマハ・YSR50。ヤマハワークスのYZR500を模したカラーリングを採用したモデル。フレームはダブルクレードルへと変更された。当時価格18万9000円。最高出力7馬力。
1988年発売のスズキRG50Γ(フルカウル仕様)。クラス唯一の角断面パイプフレームを採用するモデルで、アンチノーズダイブ機構を廃止するマイナーチェンジ時にフルカウル仕様が追加された。当時価格21万8000円(ハーフカウル仕様は19万3000円)。最高出力7.2馬力。
1989年発売のスズキ・ウルフ50。RG50Γのカウルを取り払い、ツインチューブ風フレームカバーを被せて雰囲気をガラリと変えたモデル。エンジン性能に変更はない。当時価格20万9000円。最高出力7.2馬力。
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