「ダートラ風ミドルアップマフラーのワンオフ構想&製作」(後編) ・潮風に当たったエイプをメンテ&カスタム!━━13 【プロカメラマンの作業記録】

エキパイの大加工をお願いした狩野溶接の狩野敏也社長。「面倒なの持ってきたなー」という心の声が顔に出てます。
今回犠牲となったヘルメットホルダー。これをマフラーステー取り付けのため排除することに。
フレームの裏側から、ヘルメットホルダーのカシメをベルトサンダーで削り落とします。
その部分に、マフラーのバンドを留める長めのカラーを当てがってみている図。
サイレンサーの後端位置は、タイヤ後端の垂線との位置関係などを二人で色々検討。
どのくらいサイレンサーをフレームに寄せてセットするかも、検討を重ねます。
エキパイのライン構想が固まり、元もセンターアップマフラーのエキパイカットを開始。
ここらの曲率が近そうなので、接続もこのあたりをベースに決定。
切り取った部分にサンダーでスリットを入れて工作を開始。
軽く点付けを行い、他の箇所との接続に備えます。
「微妙に内向き過ぎるかなあ?」と、上から見つめる狩野社長。
スリット(切り込み)を数カ所入れて、曲げと盛りのために下準備。
シリンダー横側の位置にも切り込みを入れて、エキパイのラインの微調整に備えます。
切り込み部分を曲げたり広げたり……狩野社長が職人の勘で微調整します。
微調整を繰り返していくと、ラインが繋がってきました!
望んでいたエキパイのラインになったことで、心中狂喜乱舞しながら横から眺める筆者。
切り込み箇所の修復で、TIG溶接を開始する狩野社長。
溶接棒を使用して、しっかり切り込みに肉盛りをしているところ。 
肉盛りの後は、溶接の余分なところをなだらかに削っていきます。
微妙なスはさらに点付けで強化し、出っ張りをどんどん整えていく社長。
少し目を離したスキに、この通り。切れ目はどこにあったっけ??
エンジンに近い箇所は、エンジンから外して切れ目を塞ぐ溶接を続行。
ここらで、不要な部位をサンダーで切り落とします。
前編で、エンジンに干渉しそうと思われたステーもカット。
車体に付いているうちに、仮留め箇所も少し強化気味に溶接。
エキパイ中間部もフレームにしっかり留めて固定したいので、左サイドカバー取り付け部を活用しちゃおう。
当該箇所にだけ、ステーを取り付けるための調整をしてステー材を溶接しました。
本来はゴムのグロメットの入る長穴なので、エキパイ実固定の際には大きめなワッシャーも使用。
「サイレンサー二つあった方がスーパーXRっぽくて良いんじゃね?」と、ついに遊び始めた狩野社長。
「出来たじゃ~ん!」と、実は長期戦だったエキパイ加工後に余裕の狩野社長。凄腕だ…
ミドルアップマフラー完成後、やっぱりヒートガード欲しいと自分の車庫でアルミ材を片手に野望に燃えたものの……
ヒドい有様です。「小見板金」の低レベルぶりは他の追随を許しません(自慢になってない)。
全体の曲げ+エッジ周辺の曲げの”複合曲げ”は難しいですね。ここまでは自分で頑張りました。
じんわり曲げたつもりなのに、アルミ材が耐え切れず亀裂が生じました。かなりガックリ。
ここからが狩野さんの手によるヒートガード補修。エッジ部分の曲げをより細かく叩いて修正。
狩野さんの磨きにより、別物になったようです。
「だいぶ良くなりました!」あとは取り付けの座をどうするか、です。
先述の割れた箇所周辺を肉盛りして、補強しておくようです。
叩き作業には、こうした木片も活用する模様。
細かい切削の後には、研磨が入ります。
エキパイ側にヒートガード取り付けのためナットを溶接。
エキパイのやや後方寄りの足元に、これでヒートガードを装着出来ました~!
特別なミドルアップマフラーの付いたエイプ号、こんな感じになりました。個人的にはかなり満足です。

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