ホンダEV戦略が生んだ電動モーターサイクルをテスト!【ホンダ WN7】海外試乗記・後編

ホンダEV戦略が生んだ電動モーターサイクルをテスト!【ホンダ WN7】海外試乗記・後編
市街地走行のテストを行うアダム・チャイルド氏。
5インチTFTディスプレイの中央部に速度を表示。その下には現在のライディングモード(写真ではイーコン)が表示される。回生ブレーキの減速度は左上の下向き矢印の数で表示される(写真では減速ゼロの状態で、オレンジ色に表示されている)。
回生ブレーキの減速度を下げるときに使う「R/-」スイッチ。反対側上方にある「F/+」スイッチでは減速度を上げるときに使用する。またこれらのスイッチは、停車時に長押しすると微速後退/前進モードを起動することができる(WN7試乗記前編参照)。
重心高を抑えるため、前後分割形態のフレームレスシャーシを採用することでシートからピボットブラケットをスリムに設計している。
シート高は800mm。日常での扱いやすさを考慮して、ホイールベースは1480mm、ハンドル切れ角は35°に設定されている。最低地上高は139mm。
WN7の水冷モーターの軸は車両右側に出ているが、そこから3つのギヤとシャフトを介して左側のベルトドライブに駆動力を伝えている。動力伝達用ギヤには、静粛性を重視してヘリカルギヤ(はす歯歯車)を使用。
市街地走行の後は郊外へ……。
WN7の最大トルクは10.2kgf・m。1082cc並列2気筒エンジンを搭載する同社のクルーザーモデル、レブル1100の10.0kgf・mを超える数値だ。
WN7の車名のWは「Wind(風)」の頭文字、Nは「Naked(ネイキッド:カウルを装備していないモーターサイクルのこと)」の頭文字、7は社内で設定した出力クラス分けとされている。ターゲットはヨーロッパでバイクを通勤に使う20代〜30代の人々で、開発中には「パリ在住の小柄な女性」という具体的なイメージもあったという。
フロントには、ショーワ製の倒立式フロントフォーク(43mm径、ストローク量120mm)と、ニッシン製のラジアルマウント対向4ポットブレーキキャリパー、296mm径のブレーキディスクを装備。リヤブレーキディスク径は256mm。リヤモノショックはアクスルトラベル量120mmで、プリロード調整が可能。タイヤはピレリ ディアブロロッソⅢ。
WN7の車体寸法のベースとなったCB750ホーネットのリヤタイヤサイズは160/60だが、WN7は150/60となっている。フロントタイヤサイズは120/70で共通。
シートは前後一体型で、前後長は通常のネイキッドモデルよりも長く取られている。車体同様、スリムな造形だ。シート高は800mm。
充電中のディスプレイ画面表示。残り時間も表示される。
WN7の完成度に舌を巻くアダム・チャイルド氏。
ホンダ WN7
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