【ショベルヘッド再生記5】 まさかの“上がりバイク”か?   ハーレーダビッドソンFXSローライダー「サビ穴だらけの純正エキパイに施された“神治療”」

錆を落としした鉄部品は、未処理ではまた錆びるので保護対策を実施。各種研磨剤の実験で入手しけっこう散財しました。
ブレーキペダルの連結部が良い味を出してます。分離してみよう。
プランジャーなる物体が、いともあっさりマスターシリンダーから取れました。
サイレンサーの”ステー”も外してみます。わりとぶっきらぼうな鉄の棒ですね。
古い塗膜は全部粉と化しました。後で塗装するつもりですが、クリヤーで暫定的に保護しておこう。
マスターシリンダー&サイレンサーのステーを外すと、汚れたフレームの掃除が出来ます。
マスターシリンダーの取り付けステーはこんな板材。裏側の補強がシンプルです。
「なんじゃこりゃ?」と、妙なホースをひっこ抜いてみると、フレームがブリーザー受けの役目だった?
油汚れと錆と土がゴチャ混ぜになってました。脱脂しながら真鍮ブラシをかけます。
スパッタの残りとハンガー部分の尖ったエッジを、ベルトサンダーで軽く削り落とします。
長年付着していた油分のおかげで、この付近は錆での劣化が少なかったです。奥も脱脂して保護しよう。
ブレーキマスター付近は後日改良することにして、一旦復元。なかなかキレイ。
タンデムステップのステーを、研磨材の実験がてらさらに磨きまくりました。
プスプスと、ダメ押しのようにエキパイの穴を開けまくるフジエダ君(右)と狩野社長(左)。狩野溶接にて。
狩野社長が、勘で想定切除範囲を決める図。中央部は指でへこむほどの薄さでした。
ノギスで決めた寸法に合わせ、鉄板をカットする狩野社長。
切り出した鉄板に、サンダーで切り込みを入れていきます。
エキパイのダメな部分に押し付け、切り込み入りの鉄板を叩き曲げつつエッジは点付け溶接。
鉄板がある程度形になったら、エキパイの患部を切除。
カットした跡に、加工した鉄板を徐々にはめ込み、点付け→叩き修正→接合へ。
片側が安定した後に、全周の曲線合わせでエキパイの外側を叩いて修正。
叩き棒で内側からも微妙に叩き、エキパイ角の曲率を整えます。
さらに内側から叩いて、微妙な膨らみを整えているシーン。
隙間を塞ぎ、肉盛りした部分をサンダーで削って曲面を整えます。
徐々に角がなくなって、曲線が整っていきます。
サンダーの後は、ポリッシャでどんどん滑らかに仕上げ。
塗装予定だったので、ランダムサンダーで足付けしやすいよう処置。
錆止めのジンクを塗ったような雰囲気で、錆穴などなかったかのように治療が完了!
お手本=弟子しごきを始めてしまう社長。ZZR600のエキパイのときもしごかれた。
これですよ。深い部分はさすがに残りましたねー。深追いは、やめとこ……。
切り取られた部分がこちら。完全に薄くなっていました。
耐熱塗装はエンジンと同時期に行うことにして、次回は傷んだ足回りを先にやりましょう。
タイトル写真:ここまで錆落としをしたものの、Vツインの後方が実は穴だらけ。結局狩野溶接さんの「匠の技」で延命処置をすることに。
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