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【2026年全日本ロードレース第2戦レポート「スーパーバイクinSUGO」】 JSB1000はドカティ+水野選手が5連勝 長島選手は3位表彰台を獲得

■タイトル写真:残雪の蔵王をバックに全日本ロードレース第2戦「スーパーバイクinSUGO」が開催されました

好調なドゥカティ+水野選手が予選から圧巻の走り、迎え撃つはSUGO連覇中のヤマハファクトリー+中須賀選手

2026年の全日本ロードレース選手権第2戦が4月25、26日に宮城県スポーツランドSUGOで行われました。例年よりも1ヵ月早く開催された今年の「スーパーバイクinSUGO」ですが、土日で8500人のファンが入場。土曜日曜の2レースで行われたレースに熱い戦いに声援を送りました。

SUGOのパノラマ広場では、各メーカーのブースでイベントを開催。写真は中須賀選手がファイナルシーズンを迎えるヤマハブース
JSB1000用マシンのベースとなるスーパースポーツに、来場者が触れ合える機会も用意されました。写真はCBR1000RR-Rが出展されたホンダブース
各社のブースが出展されたスポーツランドSUGOの会場。その他バイクでの来場を対象に、レーシングコースを走行できるメモリアルパレードランも開催されました

全日本最高峰のJSB1000クラスで13回もチャンピオンを獲得しているヤマハファクトリーレーシングチーム(YZF-R1)の中須賀克行選手ですが、今季で引退することを表明しています。SUGOでのJSB1000クラスでは、2018年からヤマハが連勝を続けていますが、果たして中須賀選手はSUGOでの連勝記録を伸ばせるか、ヤマハファンの期待が高まっていました。

予選とレース1が行われた土曜日は春の日差しでドライコンディションとなったものの、冷たい風が吹く1日となりました。そんな中、予選トップは水野涼選手(SDGドゥカティチームカガヤマ・パニガーレV4R)が獲得。2番手にはヤマハの中須賀選手、3番手にはホンダCBR1000RR-R SPに乗る長島哲太選手(ダンロップレーシングウィズヤハギ)と、同じ3人が土曜のレース1、日曜のレース2の決勝のフロントローに並びます。

国内トップカテゴリーのJSB1000クラスは決勝2レース制で開催。写真は土曜日のレース1のスタートの模様です

慎重なレース運びでドカティの水野選手が優勝のレース1

土曜の午後に行われた決勝レース1(18周)では、序盤に強いダンロップタイヤを履く長島選手がスタートから飛び出します。2番手にヤマハの中須賀選手、3番手には野左根航汰選手(アスティモプロホンダSIレーシング・CBR1000RR-R)、ドゥカティの水野選手が4番手という状態でトップグループを形成。

そして冷たい風の中、タイヤの温まりを慎重に待っていた水野選手は3周目からチャージを開始。4周目には野左根選手と中須賀選手を抜き去り、6周目にトップを走行する長島選手を捕らえます。この周に中須賀選手が長島選手に仕掛けますが、差し合いとなり中盤の見どころとなるバトルを展開。

その後、終盤に向けて最速ラップを更新しながら3位以下を引き離す水野選手と中須賀選手でしたが、ギヤがニュートラルに入りリズムを崩した中須賀選手が少し後退。結果的に優勝は水野選手。1秒ほど遅れて中須賀選手が2位となりました。3位争いは、最終ラップのシケイン前で勝負に出た野左根選手が表彰台を獲得しました。

2レースとも1周目からトップに出てトップグループを引っ張るゼッケン45番の長島哲太選手(ダンロップレーシングウィズヤハギ・ホンダCBR1000RR-R SP)

圧勝のドゥカティ・パニガーレV4Rと水野選手が5連勝

2レースとも優勝しSUGOを完全制覇。自身の連勝記録を5に伸ばした水野涼選手(SDGドカティチームカガヤマ・パニガーレV4R)

日曜日は気温も上がりレース日和の中、決勝レース2は22周で行われました。1コーナーへ先頭で飛び込んだのは水野選手、しかしすぐに長島選手、中須賀選手が前に出る1周目の展開です。

トップグループは、土曜のレース1と同じように水野選手が一度は4番手に沈みながら、相互に順位を入れ替える序盤となりました。しかし5周目から水野選手が反撃開始。ドゥカティのパワーを活かし、ストレートで並んで1コーナーで抜くというパターンで9周目にはトップへ。さらに2位以下を引き離しにかかります。

ところが10周目に中須賀選手が長島選手を抜いて2位に出ると、ハイペースで水野選手を追い詰めます。上位は水野選手と中須賀選手のトップ争い、長島選手と野左根選手の3位表彰台争いという構図に。

残り7周という15周目あたりからトップ2名は大接近。一時は中須賀選手の逆転もあるか、と思わせる展開でしたが、水野選手は終盤に渾身のスパートで振り切り、SUGOの2レースを完全優勝で飾りました。

開幕戦では転倒リタイアとなったゼッケン1番ヤマハファクトリーレーシングチームの中須賀克行選手(YZF-R1)は2レースとも2位でフィニッシュ
レース1では最終ラップで見事なパスを見せ、表彰台をゲットした野左根航汰選手(アスティモプロホンダSIレーシング・CBR1000RR-R)
レース2では終盤に同じCBR1000RR-Rに乗る野左根航汰選手(4番)を抜いて3位入賞の長島哲太選手(45番)
セカンドグループで國井勇輝選手(SDGチームハルクプロホンダ・92番)と争うのは伊藤和輝選手(5番)と日浦大治朗選手(12番)のチームサクライホンダのコンビ。3名ともCBR1000RR-Rです
國井勇輝選手(SDGチームハルクプロホンダ)+CBR1000RR-R
伊藤和樹選手(チームサクライホンダ)+CBR1000RR-R
日浦大治朗選手(チームサクライホンダ)+CBR1000RR-R
ホンダCBR1000RR-Rを使用するチームATJの岩田悟選手(6番)はレース1が7位、レース2は10位
同じくチームATJの鈴木光来選手(10番)+CBR1000RR-Rはレース1が10位、レース2は8位に入賞
スズキGSX-R1000Rを駆るチームスズキCNチャレンジ(85番)の津田拓也選手は9位/12位
S-スポーツスズキから参戦の西村硝選手(GSX-R1000R)はレース1は転倒リタイア、レース2は9位
2レースとも優勝はドカティ・パニガーレV4Rの水野涼選手(中央)、2位はヤマハYZF-R1の中須賀克行選手(左)、3位にはホンダCBR1000RR-Rの野左根航汰選手と長島哲太選手が入賞(右)

水野選手は昨年の最終戦から3戦5レースを連勝しており、自身の強さとドゥカティの速さをアピールしました。一方、ホンダCBR1000RR-R同士の3位争いは、20周目に仕掛けた長島選手がレース1でのリベンジに成功。ブリヂストン勢の強いJSB1000クラスでダンロップタイヤを表彰台に押し上げました。

水野選手とドゥカティ・パニガーレV4Rの勢いはこのまま続くのか? そして中須賀選手の地元九州での優勝はあるか? 第3戦は5月30日-31日に九州の大分県オートポリスで行われます。

2026年全日本ロードレース第2戦「スーパーバイクinSUGO」リザルト

JSB1000第2戦・レース1リザルト
JSB1000第2戦・レース2リザルト

今後の2026年全日本ロードレース選手権日程

5月31~6月1日 大分県・オートポリス
6月21日 茨城県・筑波サーキット(J-GP3のみ開催)
8月29~30日 栃木県・モビリティリゾートもてぎ
9月26~27日 岡山県・岡山国際サーキット
10月24~25日 三重県・鈴鹿サーキット

フォト&レポート●柴田直行

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2026MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦
「スーパーバイクinSUGO」
https://www.mfj.or.jp/national/2026-mfj-all-japan-roadrace-championship/rd-2-superbike-race-in-sugo/

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