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BMWからM1000RR登場! そもそも4輪でおなじみのBMW「M」とは何なのか?

R80G/Sやパリダカマシンなど「GS系モデル」は最初からMカラー押しだった

BMW R80G/S

現在のBMW GSシリーズの元祖、R80G/S。タンクとシートカラーの組み合わせでMカラーを表現していることが分かります。

1980年に登場したR80G/S。それまでのオフロードバイクの概念を覆す「トラベル・エンデューロ」というコンセプトで、アドベンチャーバイクという新カテゴリを切り拓いたビッグオフのパイオニアです。
このR80G/Sはホワイトのタンクに、ブルー/ダークブルーのストライプがあしらわれており、そこに組み合わされるシート表皮は鮮やかなレッド。スポーティなオフロードバイクとしてデビューしたR80G/Sでも、Mカラーを思わせるカラースキームが採用されていました。

1981 BMW 800GS

BMWミュージアムに展示されている1981 BMW 800GS。後の市販モデルにも通じる巨大なガソリンタンクには、ブルー/ダークブルー/レッドのストライプが入っています。

80年代はパリ・ダカール・ラリーにおいて大活躍したBMW GS。
写真は1981年のファクトリー車800GSで、ユベール・オリオール選手のライディングでBMWに初めての勝利をもたらしました。
80年代のパリダカでのBMW GSといえば85年のファクトリー車に採用されたマルボロカラーが有名ですが、1984年まではシンプルなMカラーのストライプが採用されていました。

1984 BMW パリ・ダカールマシン(R80G/S)

1984年のパリ・ダカール・ラリーでの一幕。タンクには大きくブルー/ダークブルー/レッドのストライプが入ります。こちらもライダーはユーベル・オリオール選手です。

1985 BMW パリ・ダカールマシン(R80G/S)

タミヤ1/12スケールのプラモデル「BMW R80G/Sとパリダカライダー」でもお馴染み、マルボロカラーのGSは1985年のファクトリー車。写真はこの年優勝したガストン・ライエ選手のマシンです。実はこのマシンにもガソリンタンクの後方にはMカラーのストライプがあしらわれていることがわかります。

四輪レーシングモデルや、近年のMカラーバイク

80年代では二輪・四輪ともにモータースポーツでの活躍が目立ったBMW。その象徴でもあるMカラーですがBMW Motorradの市販車では、同じようなカラースキームを持ちながらも「M」の名がつけられることはありませんでした。
そのかわり、そのスポーツイメージを表現するように「Motorsport」というカラーネームが与えられていました。ここからは再び四輪レーシングモデルや、比較的最近リリースされたBMW Motorradのモデルを中心に紹介していきます。

1984 ブラバム BMW BT54

<1984 Brabham BMW BT54>クラシックF1ファンにはきっと懐かしいこの車両は、ネルソン・ピケ選手がドライビングしたBT54です。
ボディ両脇のサイドポンツーンと呼ばれる部分の上部をよく見てみると、ブルー/ダークブルー/レッドのストライプが確認できます。

BMW E30 M3

<BMW E30 M3>WTCCをはじめ、各種ツーリングカー選手権で大活躍したE30 M3。ボディ後ろに入る大胆なMカラーが魅力的です。

R1200GS Rallye

2012年モデルとして登場したR1200GS Rallyeは、レッドのフレームにホワイトの外装を組み合わせたモデルで、タンクにはブルー/ダークブルー/レッドのストライプが。この時代はMカラーとは名乗らず「Motorsport」カラーとして発売されました

BMW K1300S(海外仕様)

2015年モデルのK1300S(国内未導入)。Mカラーのようにも見えますが、カラーネームはやはり「Motorsport」。ブラックストームメタリック/ライトホワイト/ルパンブルーメタリックの組み合わせで、レッドのストライプこそあるものの、ダークブルー系の配色がなし。ちょっと惜しいモデル……と言えるかもしれません。

BMW G310R

2016年デビューのG310R。こちらもダークブルーの配色こそないものの、それまでのMotorsportカラーを踏襲するカラースキームで、スポーツイメージを打ち出しています。

BMW Rナインティ レーサー

2016年登場のRナインティ レーサー。カウル、タンク、シートカウルにはブルー/ダークブルー/レッドのストライプが入り、どこからどう見てもMカラーなのですが、オフィシャルに「M」と名乗ることはありませんでした。

BMW Rナインティ アーバンG/S

2017年登場のRナインティ アーバンG/Sは、1980年に発売されたR80G/Sのカラースキームをそのまま落とし込んだモデル。レッドのシートと、タンクに入ったブルー/ダークブルーのストライプはR80G/Sまさにそのまま。

歴史を振り返ってみると、二輪モデルでもスポーツモデルを中心に「M」を彷彿とさせる特徴的なカラースキームを持つモデルが数多く存在したことがわかります。
ここに紹介した以外でも、70年代のR100RSや90年代半ばのK1100RSにも一部限定車に「Mライン」の入ったモデルがありましたし、R1100S ボクサーカップレプリカにもMカラーに近いトリコロールが採用されていました。

このように40年以上にわたってBMWのスポーツスピリットを象徴してきたMカラー。今回BMW Motorradから満を持してM1000RRが発表されたことは、これから先に発売されるピュアスポーツモデルにも「M」の名が付くのカモ!?
そんな妄想をかき立てる一大事と呼べる出来事かもしれません。

レポート●土山 亮 写真●BMW/土山 亮 編集●上野茂岐

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