現在イタリアで開催されている世界最大級の国際モーターサイクルショーで、ハーレーダビッドソンとしては初となるアドベンチャーモデルのプロトタイプが発表された。
11月8日追記<フロントタイヤの写真追加、前後タイヤサイズ補足>
チェーンドライブの採用で本格的なオフロード走行にも対応か?
エンジンは新たに設計され「Revolution®Max」の名が与えられた水冷1250ccVツインで、最高出力は145馬力以上、最大トルク12.4kgm以上のスペックを発揮するという。
また、駆動はハーレーおなじみのベルトではなく、パンアメリカではチェーンとなっており、オフロード走行を重視していることが推測される。
一方、倒立フォークやブレンボ製ラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを採用し、現代のアドベンチャーモデルらしく、オンロードでのスポーツ性も有していそうな雰囲気もある。
海外では2020年後半の発売が予定されているが、現在のところ日本への導入は未定だという。
●新開発された1250cc水冷Vツインエンジン「Revolution®Max」。空気の流れを最大限パフォーマンスに生かすため、デュアルダウンドラフトスロットルボディを採用。そのためシリンダー角は60度で設計されている。また、カウンターバランサーを内蔵し、走行時の振動低減、エンジンの耐久性向上も図られている。
●オフロードを走る上でポイントとなるタイヤサイズはフロントが120/70R19、リヤが170/60R17。タイヤはミシュランのオフロード走行を重視した「アナキーワイルド」。
●チェーン駆動を採用するパンアメリカ。ホイールは前後ともスポークで、ブロックパターンのタイヤが装着されている。
●左フロントフォークのトップキャップに配線が見えるので、電子制御サスペンションが搭載されている可能性が高い。ステアリングダンパーも装備されているが、コチラも電子制御なのだろうか。スクリーンはダイヤルで調整可能な作りのようだ。