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【ホンダ NT1100徹底解説】エンジン&フレームはアフリカツインベースだが、オンロード性能にこだわったスポーツツアラー

ホンダ NT1100はヤマハ トレーサー9 GTの好敵手?

ホンダ NT1100(168万3000円)

1082cc並列2気筒OHC4バルブ、102ps/7500rpm、10.6kgm/6250rpm、車重248kg、燃料タンク20L、シート高820mm

今日スポーツツアラーというモデルはそれほど豊富ではありませんが、排気量、価格、アップライトなライディングポジションなどを考えると、NT1100はヤマハ トレーサー9GT(145万2000円)の好敵手となりそうです。

トレーサー9GTはスポーツネイキッド・MT-09をベースとしたスポーツツアラーで、排気量こそ888ccではありますがMT-09と同様の3気筒エンジンは120馬力を発揮。

電子制御機構もMT-09のものを受け継いでおり、出力特性が変化する4種のライディングモードのほか、IMU(慣性計測装置)を搭載し、バンク角を制御に反映するトラクションコントロール、ウイリーコントロール、スライドコントロールを採用しています。
また、クルーズコントロールやクイックシフター、走行状況に応じて自動で減衰力を調整する電子制御サスペンションまで装備されており、スポーティな走りだけでなく快適な走りも楽しめるというバイクです。

このトレーサー9GT、機能面などを考えるとそもそもかなりお買い得感が強いモデルで、NT1100(168万3000円)との価格差は約20万円。
NT1100はETC2.0が標準装備なので、その点は考慮しなくてはいけませんが……。

ヤマハ トレーサー9GT(145万2000円)

トレーサー9GT 2021 ヤマハ
888cc並列3気筒DOHC4バルブ、120ps/1万rpm、9.5kgm/7000rpm、車重220kg、燃料タンク18L、シート高810mm(ローポジション)/825mm(ハイポジション)

「ならトレーサー9GTで決まりでしょ!」という人もいるかもしれませんが、自分のツーリングスタイル(あるいはこれからやってみたいツーリングスタイル)をちょっとイメージしてみてください。

NT1100は最高出力102馬力/7500rpm、最大トルク10.6kgm/6250rpmに対し、トレーサー9GTは最高出力120馬力/1万rpm、最大トルク9.5kgm/7000rpmで、トレーサー9GTの方が高回転高出力志向。
アルミフレームを採用するトレーサー9GTは車重も220kgと軽量なので、ツーリング先にワインディングロードがあったらガンガン走りたい人向け……と言えるかと思います。

そのトレーサー9GTに比べると、NT1100の方がゆったり高速クルージングをしながら距離を淡々と伸ばすようなロングツーリングは得意分野でしょう。燃料タンク容量もトレーサー9GTより2L多い20Lですしね。
また、最大トルクも大きいNT1100はタンデムや積載時でもスムーズかつ力強い走りが期待できそうです。

NT1100の発売は2022年3月と少し先ですが、2車いずれかの購入を検討しているという人は、ぜひ試乗で乗り比べてみてください。
恐らくスペックを見る以上にキャラクターが違うと思われますし、自分のツーリングスタイルにハマるかどうかの確認もさることながら、「このバイクに乗り替えたらこんなツーリングがしたい!」という新たな発見も生まれるかもしれません!

まとめ●上野茂岐 写真●ホンダ/ヤマハ

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