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ドゥカティ新型モンスター試乗「脱トレリスフレーム&937ccの新エンジン、すべては軽さと走りのために」

新型ドゥカティの水冷Lツインエンジンは「力強くフレキシブルな特性」

エンジンは最新型の「テスタストレッタ11°」。
現在、モンスターを含め4モデルに搭載されている、ドゥカティにとっての主力エンジンである。
スポーツツアラー「スーパースポーツ950」やアドベンチャーモデル「ムルティストラーダ950」など、さまざまなキャラクターのモデルに用いられていることから汎用性の高さが理解できるが、当然、それぞれに合わせたセットアップが施されてもいる。

モンスター用としても内部パーツを数多く刷新。トルクフルでありながら過剰なパワーは感じられず、アクセル操作をイージーにしている。そのうえで、回せば胸のすくような加速──これはドゥカティ独自の機構、バルブスプリングを持たないデスモドロミックシステムによるフリクションの少なさによる恩恵もあるだろう──を味わえる。

回せば回すほどスムーズになるかのようなエンジン特性のマシンは、半面、低回転域では回転が安定しないようなモデルも過去には少なくなかった。が、新型モンスターは非常にフレキシブルなキャラクターとなっている。

「テスタストレッタ11°」と呼ばれる水冷V型2気筒エンジン。新型モンスター用に他モデル用より2.4kg軽量化が行われている。最高出力は111ps/9250rpm、最大トルクは9.5kgm/6500rpm。アップ/ダウン両対応のクイックシフターが標準装備される。

それによって半クラッチ操作を必要とする場面は大幅に減ったし、そもそも「ドゥカティはクラッチ操作が難しい、重い」などという通説は既に過去のものになっている。特に新型は油圧式のクラッチシステムに変更。 操作の重さが従来比20%軽減されており、より繊細なコントロールを可能としている。

それにしても、新型のエンジンは完成度の高さを感じさせる。
3種類用意されたライディングモードからスポーツモードを選択すれば闊達なるレスポンスとパワフルさを生み出し、ツーリングモードを選べばトルクに満ちた重厚感を堪能させてくれる。

そうやってシチュエーションごとにキャラクターを変えられるのは、もしかするとムルティストラーダシリーズで培った変幻自在のセッティング技術を用いているからかもしれない。たとえば、過去にはあまり快適とは言えなかった雨天時のライディングにおける安心感もとても高い。

晴れの日だけのスペシャルなマシンでなく、ツーリングバイクとしていろいろな状況下で乗るときにも、街乗りなどで日常的に接するときにも、特別な意識を持つことなく気軽にライディングできるのが大きな特徴である。
これは、ライディングモードによる出力特性の最適化とともに、トラクションコントロールなどの電子制御によるライディングアシストが安心感を高めていることも大きいだろう。

スポーツ、ツーリング、アーバンの3種のライディングモードが設定される。出力特性(3段階)、ABS(3段階)、トラクションコントロール(8段階、解除可)、ウィリーコントロール(4段階、解除可)、ローンチコントロール(3段階、解除可)は好みで調整もできる。
クラッチは油圧操作式で、操作感の負担を軽減。また、シフトダウン時に急激なエンジン回転の上昇を抑制するスリッパークラッチ機能も備えている。
ブレーキレバー、クラッチレバーともに調整機構が設けられている。
フロントブレーキは320mm径のダブルディスクにブレンボ製「M4-32」モノブロックキャリパーという組み合わせ。
リヤブレーキは245mm径ディスクにブレンボ製キャリパーの組み合わせで、ブレーキパッドはフロント同様に焼結パッドを採用し、制動効率を高めている。
新型モンスター総評&主要諸元
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CONTACT

■ドゥカティ新型モンスター公式webサイト

https://www.ducati.com/jp/ja/bikes/monster/monster

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