90年代車のZZR600は30年選手、微妙なトラブルは気長に解決!?
中古ショップから入手し、徐々に使用を始めたZZR600・2号車。
前回のレポートでは、ZZR600の本来の潜在性能を、1号車での過去記事を元にご覧いただきましたが、手元にある2号車には細かい不調が生じていまして……。我が家に来た当初、見落としていた不調箇所が、乗り込むにつれあちこち出て来たんですよ〜。


満タン表示にならない燃料メーター
まずひとつ目は、ガソリンをいくら入れても満タンにならない燃料メーター。針が半分以下のところで止まったままです。
カスタムする以前に、基本の機能が正常に作動してくれないと困ります。メーター自体が壊れていると出費がかさみそうで嫌ですが、ともかく燃料タンクを外して内部の燃料メーターのセンサーをチェックしてみました。
シート、サイドカバー、ツールトレーなどを外してから、タンクを取り外します。コンクリートをこねるような大きさの樹脂バット(皿)が手元にあったので、そこに外したタンクを逆さまに置くとちょうどピッタリ。

その状態の燃料タンクから燃料センサーを外しました。テーパー状で平たいスプリングのような抵抗体を、針がなぞってフロートからの動きをメーターに伝える仕組みですが、その金属部材が少々錆びて引っ掛かりがあります。ちなみに、1号車に乗っていたころは、ここを外したことはなかったですね。

おそらくコレだなと判断して、地元のカワサキプラザ松戸にセンサーを注文。数日後、燃料漏れに注意しつつシーリングして交換すると、燃料メーターは正常に作動!
ついでに、この作業の際、メーター外周のクッション材が経年劣化でボロボロなのに気付いたので、ホームセンターで入手可能な屋外用透き間クッションに交換。この小部品で、カウルとメーターの透き間に雨水が多量に入るのを防げます。




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