念願の二輪免許を取得して、バイクも購入、これからバイクライフを楽しむぞ!と思った矢先、転倒→入院……。そんな悲しきバイク女子イラストレーター・イシクラユカの事故からの復帰を描くエッセイ風マンガ。第13話は、抜糸から一週間で始まった、激痛リハビリのお話です。

抜糸から一週間が経ち、ちょっとずつリハビリの内容も変わってきました。
「cpm」という、機械を使ってひざを曲げるリハビリの開始です。
長らく膝を曲げていなかったので、どれだけ曲がるのか、またどれくらいの角度から痛みが出始めるのか、そのときは分かりませんでした。
初日は30度からスタートです。
機械で膝を曲げるので、当然痛くても途中で曲げるのをやめられません。
そのことがすごく怖かったのですが、30度ではまったく痛みはありませんでした。
看護師の方からは「2週間後に90度を目指してみましょう」と言われていました。
この調子で1日10度ずつ角度を大きくしていけば、90度なんてすぐじゃん!なんて思っていたのです……。
さらに一週間後、この日は70度でcpmを行っていきます。
……機械が動き始めてすぐに後悔しました。とんでもない痛みが膝に走るのです。
一定間隔で膝を曲げたり伸ばしたりするので、そのたびに膝が割れるように痛い!!
「90度なんてすぐだろうな~」なんて思っていたのが、ほんとうにあほらしくて悲しくなってしまいました。
なんでこんな先を見通す力がないんだろう……。
ちなみに、cpmは1時間もやります。
なので、この日は1時間激痛のリハビリを行ったのでした。
これから毎日、激痛との戦いなのでしょうか……。はたして私は耐えられるのか?
次回も読んでもらえるとうれしいです!
マンガと文:イシクラユカ
【連載マンガ】20代女子イラストレーターがバイク乗りになるまでのお話
大学卒業後、某イラストレーターのアシスタントとして働きながら、自身もフリーとして活動。ひょんなことから「バイク乗りになりたい!」と夢見るように……。身長152cmと小柄なためか、教習所ではちょっと苦戦したものの、無事二輪の免許を取得し、ホンダ モンキー125も購入!