バイクライフ

宮城県名取市の閖上湊神社がライダーズ神社に旗揚げ! 震災復興の一助として「バイク乗りが集うスポットに」と

東北の震災復興をバイクの魅力とライダーの行動力で目指そう──。そうした想いのもと、宮城県名取市の閖上湊(ゆりあげみなと)神社が「ライダーズ神社」として旗揚げし、2023年10月21日に記念セレモニーが開かれる。

「ライダーズ神社」は、2019年、千葉県在住のライダー約10人が集まり、地域活性化や交通マナーの向上を目標に掲げてスタートした。各地の神社をライダーの憩いの場として位置づけ、ツーリングの立寄りスポットにしてもらおうという試みだ。
同県鴨川市の天津神明宮(岡野哲郎宮司)、八街市の八街神社(大野裕俊宮司)、市原市の飯香岡(いいがおか)八幡宮(平澤牧人宮司)、銚子市の海上(うなかみ)八幡宮(松本宗之宮司)の4社が旗揚げに名乗りを上げている。
晴天時の週末や休日には約100台のバイクが立ちよることもあり、各社ともツーリングライダーで賑わっているそうだ。

2019年、千葉県鴨川市の天津神明宮(あまつしんめいぐう)で初の「ライダーズ神社」が旗揚げされた時の様子。お祓いを受けた後はツーリングイベントがスタート。次の通過ポイントへ向けて出発する参加ライダーたち。
2022年、銚子市の海上(うなかみ)八幡宮で行われた旗揚げセレモニーの様子。松本宗之宮司が参加者のバイク一台一台を巡り、丁寧にお祓いをした。

この活動を知った神社関係者の紹介で、千葉県のライダーと名取市の地元有志が東北復興への意見交換を重ね、「宮城県から東北を元気に!」との目標を掲げることで一致。閖上湊神社での「ライダーズ神社」旗揚げが決まったという。

自らも3台のバイクを所有するという閖上湊神社の伊藤英司宮司(57歳)は「街は徐々に復興への道を歩んでいるが、まだまだ帰還住民も少ない。私自身がバイク乗りですから、ライダーに喜んでもらえるデザインのお守りなども用意します。ツーリングの際に立ち寄って、楽しんでいただける場所になれたら嬉しいです」と笑顔で話している。

千葉県で「ライダーズ神社」旗揚げの活動を始め、セレモニーの運営も担う矢野正人さん(64歳)は、「ツーリングで東北を訪れるたびに、もっともっと東北を元気にしたいという思いが強くなっていった。閖上には、海鮮丼などの食事やお土産も充実している『かわまちてらす』や入浴施設もある。バイク乗りが大好きな魅力にあふれているエリアであることは間違いない」と、新たなツーリングスポット誕生への期待を寄せる。

「ライダーズ神社」旗揚げにともない、閖上湊神社ではバイク乗りに向けたお守りも用意する予定とのこと。

閖上湊神社のライダーズ神社旗揚げセレモニーは2023年10月21日午後1時から。ゲストとして「生涯旅人」をモットーに、全国各地へのツーリングや講演を行っている加曽利隆さんが登場。
参加費は3000円(お祓いとお守りの初穂料を含む)で、参加希望者は以下メールアドレスに、氏名、住所、電話番号、参加車種を明記して申し込み。
定員は100名で、違法改造車、旧車會の参加は厳禁。

■参加申し込み用メールアドレス
ridersnetwork.chibaiku@gmail.com

■問い合わせ
閖上湊神社・伊藤宮司 TEL:080-9010-8085
運営担当・矢野正人 TEL:090-3477-0056

■セレモニー会場
宮城県名取市閖上中央1-31-4 閖上湊神社

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