ワイヤレス式ライダー用エアバッグの代表格として人気のalpinestars(アルパインスターズ)「テックエア5」に新モデルが登場した。フロントファスナーを閉めるだけで起動する手軽さや、肩や脇腹まで覆う広い保護範囲といった特長はそのままに、従来モデルから約25%軽量化され、ガスインフレーター交換が自分で可能になるなど使い勝手が改良された。
さらに走行モードをストリート/レース/オフロードの3つから選べるようになり、柔軟性や通気性に優れる「ニュークリオン・プラズマ・バックプロテクター」を新採用。価格は据え置きながら進化した。
従来モデルの「テックエア5」はエアバッグが作動した場合、ボンベ交換サービス(2万4090円)を状況に応じて連続2回まで受けることができる。その後はリチャージサービス(5万590円)が必要となる。メンテナンス日数は14営業日程度だ。
一方「テックエア5 プラズマ」は1万5000円のガスインフレーターを購入し自分で交換するだけ。また一部のエアバッグメーカーで必要な月額使用料もかからないので維持費の心配も少ない(2年または500時間走行ごとの定期点検1万6500円は推奨)。
ジャケットを選ばず着用でき、操作が簡単で、自動で瞬時に展開する。気軽さと安全性を追求した着用型エアバッグの決定版と言える。

アルパインスターズ テックエア5 プラズマ
価格:10万9890円
サイズ:XS〜4XL
カラー:ブラック

上半身をカバーする広い保護範囲
肩、上腕部、脇腹、背中全体を立体的に覆う保護エリアはバイク用エアバッグの中でも随一の広さ。これらはMotoGPをはじめとするレースや公道での膨大な実走データを基に設計されており、転倒時にダメージを受けやすい部位を重点的に保護することで事故の際の衝撃を緩和する。

かさばらない着用感
写真はテックエア5 プラズマの上にライディングジャケットを着たところ。見た目の着膨れ感は全くなく、体にフィットするため重さも分散され、動きづらさも感じなかった。ボンベが備わる背中部分の内側は全面メッシュ素材で、蒸れを軽減する工夫がされていた。


着るだけでセット完了! 3つの走行モードを選べる
胸部に備わるマグネットが電源スイッチになっており、フロントファスナーを開閉するだけで起動/解除になる。右脇腹部にあるボタンでストリート/レース/オフロードの3つのモードをセレクトする。ランプの色で状態を判別する仕様だ。複雑な操作や知識は何もいらない。


ガスインフレーターを自分で交換可能
テックエアシリーズはエアバッグ作動後にガスインフレーターを交換すれば再利用が可能。旧モデル「テックエア5」ではショップを通じてメーカーに交換してもらう必要があったが、「プラズマ」ではガスインフレーターを購入するだけでライダー自身が交換できるように。交換期間も短縮でき、費用も安くなった。

文:田中伸吾 写真:阪本一史、岡田商事























