ペアリングが簡単にできるうえに最大6人まで同時通話が可能、途中で誰かが通信圏内から出てしまっても、再び圏内に入れば通信が自動的に復帰する機能や最大2台までの他社製インカムとの同時接続が可能……などなど、便利な機能が充実しているB+COM(ビーコム)の最上位モデルがSB6XR。
最大の魅力は2008年に発売されたシリーズ最初のモデル、SB203から連綿と行われてきた改良による完成度の高さにあると言える。グローブをはめた手で手探りでも直感的な操作を可能にしたボタン配置や、インカム通話で最長約22時間、音楽再生は約24時間というバッテリー消費効率の高さも、長年にわたりユーザーからの要望を聞き入れてそれを反映させてきたものだ。
そして、走行中でも会話や音楽が楽しめるクリアな音質も定評がある点のひとつ。ロードノイズなどで低音がかき消されてシャカシャカとした音にはならないので耳障りにならず、長時間聞きっぱなしでも苦にならない。
スタンダード品よりも低音域が最大約150%の音圧で出力されて一層パワフルで深みのあるサウンドを提供するスピーカー「EXP01」もオプションで用意されている。仲間とツーリングに行く機会が多い人、音楽を楽しみたい人に特にお薦めしたい。

B+COM SB6XR
価格:4万7300円(シングルUNIT)、8万9980円(ペアUNIT)
Bluetooth Ver:5.0
出力レンジ:Class1、Class2
本体サイズ:W107mm×H45.7mm×D23.6mm
本体重量:53g
防水性能:IP67相当
対応プロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP
インカム通話:最大約22時間
携帯通話&音楽再生:最大約24時間
通話人数:最大6人






ソフトウエアアップデートで、アクションカメラの映像にインカム通話の音声を追加可能に
2024年11月27日から配信開始した最新アップデートプログラムで、アクションカメラのGoPro HERO12とInsta360 X3の映像にインカム通話の音声を直接追加できるようになったほか、各種デバイスとB+COMを接続した際のマイク入力感度の調整が可能になった。インストールにはパソコン(Windows10/11)が必要。パソコンがない場合はサイン・ハウスのアップデート代行サービスで、往復分送料のみの負担でアップデートできる。