「19インチだけじゃない」ホンダ GB350のしなやかハンドリングはいかにして実現したのか【開発秘話 車体編】

GB350 デザイン スケッチ ホンダ
ホンダ ハイネスCB350/GB350のデザインスケッチ
GB350の原型となったインドで現地生産、現地販売されるハイネスCB350(2020年後半にデビュー)
GB350 ホンダ
2021年4月に発売されたGB350。基本構成はハイネスCB350と変わらないが、GBは日本の熊本製作所で組み立てとフレームや外装部品などの塗装が行われている
GB350 ホンダ
GB350の開発陣は多方面から旧車の魅力を解析。平行ラインと水平ライン、三角形を意識することで、安定感のあるシルエットを構築
ヘッドライトの下端は、ガソリンタンクシームの交点とヘッドパイプ下端点を結ぶラインの延長線上に設置
GB350 ホンダ ハンドル
ガソリンタンクがフレームのヘッドパイプを覆うような形状であるにも関わらず、ハンドル切れ角は左右43度を確保
ガソリンタンクがフレームのヘッドパイプを覆うような形状であるにも関わらず、ハンドル切れ角は左右43度を確保
GB350 フロントホイール 19インチ
リヤタイヤはGB350が18インチ、GB350Sが17インチだが、フロントタイヤはいずれも19インチ。タイヤサイズは100/90-19
GB350 ホンダ フレーム
セミダブルクレードルタイプのスチールフレームは、フロント19インチの美点を活かすことを念頭に置いて開発
GB350 セミダブルクレードル フレーム
新規開発した空冷単気筒の造形を際立たせるため、車体設計はエンジン周辺で引き算の法則を意識。黒子となる部品の選定やスペースの確保など、一般的なバイクとは異なる考え方が必要だった
GB350 CB400SS フレーム
素人目には同じように見えるけれど、左のGB350(車名はインド向けのCB350となっている)と、右のCB400SSのフレームは完全な別物
GB350 CB400SS フレーム
ヘッドパイプ後部のガセットは、丸型から角形に変化。エンジン後部マウントやメインパイプとシートレールの接合部に備わるプレートも、形状は入念な検討が行われた
GB350 ホンダ フレーム
フレームの適度なしなりを許容する「フレキシブルエリア」の設定は、現代のMotoGPレーサーに通じる手法と言えなくもない
GB350 ホンダ スイングアーム
GB350のスイングアームピボットはホンダでは珍しい内支持式。ちなみに1990年代後半~2000年代前半のホンダは、スイングアームピボットに関していろいろな模索を行っていたが、最終的にはオーソドックスな外支持式がベストという結論になった模様
GB350 ホンダ
ホンダ GB350(マットジーンズブルーメタリック・55万円)
この画像の記事ページへ
  1. 【20代の本音】排気量 500ccのバイクは『大型バイクらしさ』と『フレンドリーさ』の両立が魅力なんです!

  2. ストリートとワインディングで感じた『CBR650R E-Clutch』の素晴らしさ。もうマニュアルクラッチに戻れる気がしない

  3. 免許取り立ての女性ライダーが「スーパーカブ110」と「リード125(LEAD125)」に乗ってみた感想は都内の普段遣いにベストな選択

  4. Hondaのバイクの性能を100%発揮させるオイル「Pro Honda」なら安心

  5. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  6. 【限定モデル】最上級! 大型ツーリングバイク『Gold Wing Tour(ゴールドウイング ツアー)』が50周年記念の限定仕様でさらにゴージャスに!?

  7. 大きなバイクに疲れた元大型ライダーが「Honda E-Clutch」で体感したある異変とは?「バイクの概念が変わりました」

  8. 【STAR OVERALL DAX125】発売!約100年振りに復刻したオーバーオールから感じる「未来のヴィンテージ」

  9. 今から『GB350 C』をベタ褒めするぞ?気になってる人はご覧ください!

  10. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  11. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  12. 『Rebel 1100シリーズ』が熟成されて魅力度アップ。『Rebel 1100 S Edition』がタイプ追加!

  13. 【比較】新型『GB350 C』と人気の『GB350』の違いは?ざっくり10万円強も価格差……ちょっと高いんじゃない?と感じる人へ!

  14. Hondaの新たな電動スクーター『CUV e: 』が登場!走行性能と先進装備が充実!

  15. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

  16. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

ピックアップ記事