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鶴川街道(東京都道3号)・藤の木交差点角に位置。鶴川駅から約1km
2026年10月1日、東京都町田市に「レッドバロン町田鶴川」がグランドオープンした。同年6月にオープンした「レッドバロン大阪守口」に続く新店舗で、今回の出店によりレッドバロンの国内店舗数は307店舗となった。町田鶴川は、同社が店舗網の空白地帯として認識していたエリアへの直営新規出店となる。
オープン初日の店舗を訪ねると、店内には新車・中古車がずらり。販売だけでなく整備・修理まで担う新たなサービス拠点として、早くも多くのライダーを迎えていた。

鶴川街道沿いに新店舗誕生
レッドバロン町田鶴川は、東京都町田市の鶴川街道・藤の木交差点角に立つ2階建ての店舗だ。。スタッフは営業2名、サービス2名の計4名。店長を務めるのは、レッドバロン港南で11年間店長を務めてきた外園真太郎さん。工場長には、レッドバロン鶴見1号店で副工場長として経験を積んだ嶋野修平さんが就任した。

オープン初日には多くの来店客の姿があり、展示車両にまたがりながらスタッフの説明を聞いたり、店内を見て回ったりする光景も。新店舗とはいえ、販売から整備までを担うレッドバロンの基本的なサービス体制は、ほかの店舗と同様に整えられている。
販売だけではない、整備を支えるサービス拠点
レッドバロンの特徴のひとつが、全国に広がる店舗をすべて直営で運営していることだ。同社では、フランチャイズではなく全店直営とすることで、地域によってサービス品質に大きな差が生まれないようにし、全国で一定水準のサービスを提供できる体制を整えているという。

店舗には他のレッドバロンと同様に、整備工場が設けられている。バイクは買ったら終わりではなく、その後も定期的な点検や消耗品交換、修理などが必要になる乗り物だ。販売と整備をひとつの店舗で担えることは、長く乗り続けるライダーにとって重要なポイントとなる。
さらに、全国の店舗網を生かしたサポートもレッドバロンの強みのひとつ。自宅近くの店舗だけでなく、ツーリングなどで離れた地域を走る際にも、全国に店舗があることがライダーの安心感につながる。
バイク需要がある一方で「整備難民」という課題も
レッドバロンが今、新たな店舗展開を進める背景には、「根強いバイク需要」があるという。通勤・通学の移動手段としてバイクを選ぶ人、休日にツーリングを楽しむ人、そして子育てや仕事がひと段落して再びバイクに乗り始めるリターンライダーなど、需要の形はさまざまだ。
一方、地域のバイク販売店では店主の高齢化や後継者不足による廃業も進んでいる。その結果、バイクを所有していても、近くに修理や整備を頼める店舗がなくなる、いわゆる「整備難民」となるライダーが増えていることも課題として挙げられている。

レッドバロンでは、こうした地域にサービス拠点を残していくことも店舗展開の役割と考えており、新たに店舗を建てる直営出店だけでなく、既存の二輪販売店から事業を引き継ぐ「事業承継」も進めている。
2026年6月にオープンしたレッドバロン大阪守口は、地域の老舗店から事業を引き継ぐ形で誕生した。一方、今回の町田鶴川は店舗網の空白地帯への直営新規出店。方法こそ異なるものの、「より多くの地域のライダーへサービスを届ける」という目的は共通している。
今後は年間5件以上のペースで店舗網を整備
今回のオープンには、濵田礼知専務執行役員と水沼大樹常務執行役員も駆けつけ、今後の店舗展開について説明した。
注目したいのが、その展開スピードだ。

レッドバロンでは今後、新規出店だけでなく、事業承継や既存店舗の移転・建て替えまで含め、年間5件以上のペースで店舗網を整備していく方針を示している。
出店エリアについても、単純に人口の多い都市部を狙うわけではないという。優先するのは、同社にとって店舗網の「空白地帯」であること。バイク需要がありながら後継者不足などによって販売・整備店が減っている地域や、現在のネットワークが手薄なエリアを中心に検討していく。
つまり「何店舗まで増やすか」という数字ありきではなく、ライダーにサービスが十分届いていない地域を埋めていく考え方だ。
新店だけでなく既存店の改修やDXも進める
さらに、レッドバロンが進めているのは店舗数の拡大だけではない。
既存店舗の改修も並行して進め、すでにレッドバロンを利用しているユーザーに対しても、より快適な店舗環境を提供していく。
店舗スタッフへの携帯端末導入による対応スピードの向上や、LINE、新しいアプリを活用したユーザーとのコミュニケーション強化など、DXによるサービス改善も進めているという。
店内には大型モニターも設置され、レッドバロンのサービスや取り扱い内容などを映像で紹介するなど、従来の接客だけではない情報発信も行われていた。

また、人事制度の見直しをはじめ、学生やフリーター、副業希望者、セカンドキャリアとしてバイクに関わりたい人など、幅広い層を対象としたアルバイト採用も強化。307店舗という大きなネットワークを維持・拡大するため、店舗だけでなく「人」を支える体制づくりも進めている。
307店舗はゴールではなく、次の展開へのスタート
今回のレッドバロン町田鶴川オープンによって、国内店舗数は307店舗となった。
だが、今回明らかになった年間5件以上という今後の方針を見る限り、「307」はゴールというより、新たな店舗展開へ向かう途中の数字といえそうだ。
新規出店、事業承継、既存店の移転・建て替え。そして店舗設備やDX、人材面の強化。それらを並行して進めながら、全国のサービスネットワークをさらに充実させていく。
バイクを買う場所だけでなく、購入後も整備や修理を通して乗り続けることを支える場所として、店舗が近くにある意味は大きい。
国内307店舗となったレッドバロン。そのネットワークが今後どの地域へ広がっていくのか、注目したい。
レッドバロン町田鶴川 店舗概要
■住所:東京都町田市能ヶ谷5丁目1番18号
■営業時間:10:00~19:00(工場受付18:30まで)
■定休日:水曜日(祝日は営業)
■電話:042-716-9551
■工場直通:042-716-9552
文と写真●鈴村乗久
レッドバロン
http://www.redbaron.co.jp































