大阪、東京、名古屋のモーターサイクルショーは中止となってしまったが、モーターサイクルショーのテーマ「はじめようバイク」に呼応して、バイクをより身近に感じられる展示を予定していたホンダ。
「バイクが好きだ」をテーマに、初心者での方でも乗りやすい原付モデルから大型FUNモデルまで、各車の持つ世界観や二輪車の楽しさをアピールするその内容は現在「バーチャルモーターサイクルショー」で再現されている。
公開に先立って記者会見を行ったホンダモーターサイクルジャパン加藤千明社長のコメントとともに、各車とその世界観について紹介したい。
「CB-Fコンセプト」は世界初公開
「1959年にCB92が誕生してから60周年、スポーツバイク市場を席巻したCB750FOURの誕生から50年、北米のレースシーン等で活躍したCB750Fが40周年を迎えるなど、CBにとって記念すべき年となった2019年。東京モーターショーではCBゾーンを設置しご好評をいただきましたが、『次期CBを渇望する声』も大変多く頂戴しました。それに応える形でこの『CB-Fコンセプト』をワールドプレミアとして公開した次第です。
2014年から開催している『CBオーナーズミーティング』は年を追うことに参加人数が増え、毎回1000名を超えるエントリーをいただいています。2020年も趣向を凝らしたコンテンツを揃え、熊本・鈴鹿・もてぎで開催を予定していますが、この『CB-Fコンセプト』も展示する予定です。ぜひ会場においでいただき、お客様のご意見をたまわれれば幸いです」
CT125ハンターカブは6月発売
「市場が活性化している原付二種クラスには東京モーターショーに参考出品をし、注目を集めたCT125ハンターカブを投入いたします。往年のモデルのイメージを踏襲しつつ、東京モーターショーでいただきましたお客様の要望を反映し、最新の技術とより洗練されたデザインで6月に発売予定でございますので、ぜひご期待ください」
レブル250、ADV150が特に人気の250クラス
「軽二輪クラスでは、2020年届出トップを獲得したレブル250や2位のPCX150など、若いお客様を中心に幅広いお客様からご支持をいただくことができました。好調なレブル250は3月に新型を発売。灯火類のLED化、アシストスリッパークラッチの採用など装備を充実させ使い勝手を向上し、個性を演出するSエディションをタイプ追加いたしました。また2月発売のADV150は年間販売計画台数3000台に対し、現在受注台数が4800台とお客様から大変高い評価をいただくことができました。
250ccクラスのスーパースポーツとしても最も進化した走りの質や、操る楽しさを実現しNo.1の存在になることを目指したCBR250RRや、新世代CBの潮流を受け継いだCB250R、そしてアドベンチャーモデルのCRF250Lなど、ホンダは幅広いカテゴリーの個性あふれるラインアップで日本のお客様のご要望にこたえていきたいと考えています」
12年ぶりのフルモデルチェンジ、CBR1000RR-Rファイアブレード
「大型クラスでは2019年フルモデルチェンジし、大変高い評価をいただいたCRF1100Lアフリカツインに続き、スーパースポーツカテゴリーのトップエンドモデルCBR1000RRを12年ぶりにフルモデルチェンジしました。『トータルコントロール』というテーマは変わりませんが、ねらいを『トータルコントロール for ザトラック』とし、操る喜びを発揮するフィールドを公道からサーキットへ移し、ネーミングもCBR1000RR-Rファイアブレードに変更。レースで勝つためのマシンへと進化させることで、盤石なプロダクトブランドの確立を目指します」
まとめ●モーサイ編集部 写真●ホンダ