BMWは、スーパースポーツS1000RRベースのアドベンチャースポーツ、S1000XRを4月27日から販売開始する。

S1000XR(レーシングレッド)

S1000XR(アイスグレー・ユニ)
新型S1000XRは、165馬力/11.6kgmを発揮する999cc水冷並列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。このエンジンはS1000RRのものがベースだが、S1000RRが高回転と低回転でバルブタイミングとリフト量を変化させるシフトカムを採用する一方、中回転域を重視するS1000XRではシフトカムをあえて搭載せず、よりシンプルなユニットとしている。

エンジンは単体でS1000RRのものよりも5kg軽量化。4〜6速ギヤの変速比をロングレシオ化してエンジン回転数を低減している
フレックス・フレームは先代よりも軽量化しつつ、大幅なスリム化もなされている。
また、スイングアームも先代に比べ19%軽量化されており、フレームの一部として使用するエンジンと連結することでスポーティなデザインと路面状況への適応性を高めている。

プレミアムラインとプレミアムスタンダードにはロードとダイナミックの2つのモードを持つ電子制御サスペンションの「ダイナミックESAプロ」が標準装備される
日本仕様は、ベース、プレミアムスタンダード、プレミアムラインの3グレードを用意。
ABSプロ、トラクションコントロールとウイリー制御を備えるDTC(ダイナミック・トラクション・コントロール)、レイン、ロード、ダイナミックとS1000XR初となる「ダイナミックプロ」の4モードを持つ走行モード、ダイナミックエンジンブレーキコントロールとグリップヒーター、ハンドプロテクションは全車標準装備。
プレミアムラインとプレミアム スタンダードにはさらに、ダイナミック・パッケージ(キーレスライド/ダイナミックESAプロ/ギアシフトアシスタントプロ/クルーズコントロール)、ツーリングパッケージ(ナビホルダー/メインスタンド/ラゲージラック)、アダプティブヘッドライト、ヘッドライトプロ、アディショナルフォグライトも備わる。また、プレミアムスタンダードにはローダウンサスペンションとローシートも装備される。

灯火類はすべてLED式となった

上位グレードにはキーレスライドも装備される
価格は、ベースが198万1000円、プレミアムスタンダードとプレミアムラインが226万3000円。なお、レーシング・レッドは4万5000円高となる。
【エンジン・性能】種類:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ ボア×ストローク:80.0×49.7mm 総排気量:999cc 最高出力:121kW<165ps>/11000rpm 最大トルク:114Nm<11.6kgm>/9250rpm 燃料タンク容量:20L 変速機:6段リターン 【寸法・重量】全長:2180[2165] 全幅:930【860】 全高:1470[1440] ホイールベース:1550[1535] シート高:840[790](各㎜) 車両重量:232[234]【228】kg タイヤサイズ:F120/70ZR17 R190/55ZR17 [ ]内はプレミアムスタンダード、【 】内はベース
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