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【ヤマハYZF-R9新登場】MT-09系の888cc 3気筒を超軽量な専用フレームに搭載、日本では2025年春以降に発売予定!

ヤマハYZF-Rシリーズに新たな数字「9」が登場

YZF-R1を頂点に、R7、R25、R15、R125とラインアップしているヤマハのスーパースポーツ・YZF-Rシリーズにニューモデルが加わった。

ヤマハ YZF-R9

10月9日に欧州で発表されたYZF-R9は、MT-09やXSR900などに搭載されるCP3(クロスプレーンコンセプト3気筒)エンジンを搭載。新型アルミフレームは、初代YZF-R1のデルタボックスII以後の、YZF-R1とYZF-R6のフレームの中で最軽量(9.7kg)となる。

サスペンションには緻密な減衰コントロールが可能なKYB製を採用。ライディングポジションはスポーティながら、足着き性と快適性も兼ね備えている。カウリングはエアロダイナミクス効果の高いウイングレットを採用。サーキットでの戦闘力と公道での扱いやすさを併せ持つ、懐の広いマシンとなっているという。

トルクフルなエンジンとヤマハらしいハンドリングの融合により、人機一体を体感できるマシンに仕上げられたYZF-R9。日本での発売は2025年の春以降の予定だ。

ヤマハ YZF-R9
ヤマハ YZF-R9
ヤマハ YZF-R9
ヤマハ YZF-R9
トルクフルなCP3エンジンを搭載。ギヤ比やマッピングはスーパースポーツ用に最適化されている
鋳造のアルミフレームはR9専用設計。フレーム単体の重量は9.7kg。歴代R1、R6シリーズに比べ最軽量となっている
風洞実験によって開発された、空力学的に非常に効率的なカウリングを採用。ウイングレットはコーナリング中でもフロントの接地性を安定させる
ブレーキシステムは、ブレンボのラジアルフロントマスターシリンダーと、ブレンボのスタイルマ モノブロックキャリパーを採用。ディスク径は320mm
インナーチューブ径43mmの倒立式フロントサスペンションはKYBのフルアジャスタブルタイプでR9用に設計されている
さまざまな路面状況に合わせた走行が可能なYRC(ヤマハライドコントロール)は、スポーツ、ストリート、レインの3つのライディングモードに加え、2つのカスタムモードと、4つのトラックモードを設定可能
6軸IMUを搭載。バンク角感知タイプのトラクションコントロール、スライドコントロール、ブレーキコントロール、リフトコントロールなどの電子制御を備える。クルーズコントロールシステムなどの走行支援デバイスも搭載
灯火類はすべてLED
メーターは5インチのTFTディスプレイ。4つのテーマを選択可能
LAPタイム計測や走行データの可視化が可能なアプリ「Y-TRAC」と連携できる

ヤマハ YZF-R9主要諸元(欧州仕様)

[エンジン・性能]
種類:水冷4サイクル並列3気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク:78.0mm×62.0mm 総排気量:888cc 圧縮比:11.5 最高出力:87.5kW<119ps>/10,000rpm 最大トルク:93Nm(9.5kgm)/7000rpm 変速機:6段リターン

[寸法・重量]
全長:2070 全幅:705 全高:1180 ホイールベース:1420 シート高:830(各mm) タイヤサイズ:F120/70ZR17 R180/55ZR17 車両重量:195kg 燃料タンク容量:14L

[車体色]
アイコンブルー、テックブラック

ヤマハ YZF-R9(アイコンブルー)
ヤマハ YZF-R9(テックブラック)
ヤマハ YZF-R9(テックブラック)

レポート●太田力也 写真●ヤマハ

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