雑ネタ

イラスト入りのハンコは銀行印や実印として登録できるの? かわいいバイク柄のハンコで実際に挑戦してみた

突然ですが、私の名字は関東ではかなりマイナーです。なので、街のはんこ屋さんや100円均一ショップではなかなか自分の名前のハンコが手に入らないんです。新しいハンコが必要なときには、ハンコ屋さんにオーダーメイドで作ってもらう人生でした。100円均一ショップで買えれば110円で手に入るのになァと思いながら……。

しかしオーダーメイドで作るということは、ポジティブに考えれば好きなデザインでいくらでもユニークなハンコが作れるということ!! どうせならとよりオリジナリティのあるハンコを探し求めてみたところ、とてもかわいいバイク柄のハンコを作ることができました。

考えてみればハンコはもともとその印影のデザインや形で個人を証明するもの。「偽造防止」という観点から見ると、イラスト入りのハンコはシンプルなデザインのハンコよりも有用そうに思えます。

ここで気になるのが、イラスト入りのハンコは「実際に使えるのか」ということ。各種登録への汎用性、生活の中での実用性はどうなのでしょうか。

実際に作ってみたCBR250R柄のハンコは予想以上のクオリティ

今回、ハンコを作ってもらったのは愛知県岡崎市にある「小野印房」。車種別にバイクやクルマのデザインが入ったハンコを作成することができます。ネット販売なら、全国どこからでも注文が可能です。

筆者が小野印房で作ったCBR250Rのハンコ。3780円。

バイクやクルマの他にもペットや鳥獣戯画の図案を入れて作る事ができますよ。

今回は、CBR250(1988年式)のデザインで作成してもらいました。価格は3780円(税込み)+送料(360円)です。

筆者が小野印房で作ったBR250Rのハンコの印影。

CBR250のチャームポイントである丸目2灯がくっきり見て取れるのはもちろん、カウルのエアダクトなど細かい部分まで潰れずにしっかりと再現されています。

イラスト入りのハンコは基本的に銀行印として登録できる!

折角作ったイラスト入りのハンコ、宅配便の受け取りにしか使わないのはもったいなさすぎる……!ということで、何か他に使えないかと模索してみました。

認印以外で、日常でハンコ使う場面として思いついたのは銀行印です。

イラスト入りのハンコは、銀行印として登録できるのでしょうか。

「イラスト入りのハンコは銀行印として登録できるか」と、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンク3社の窓口に実際にCBR250Rのハンコを持参して聞いてみました。

結果として、3社全てで「CBR250Rのハンコは銀行印として登録できる」という返答でした。

銀行印は、他に通帳さえあれば窓口で自由に口座からお金を引き出すことができます。そのため、印鑑のデザインや材質はコピーされにくいものでなければなりません。一方で、銀行印の役割は「口座の持ち主と窓口に来ている人が同一人物かどうか」を確認するもので、その人本人の素性を確認するものではないので、極端な話、名前が入っている必要さえないとのことです。

そのため、大きくイラストの入ったCBR250Rのハンコも銀行印として問題なく登録でき、オリジナリティがあり造形が細かいために偽造しにくいという点では、100円均一ショップや街のハンコ屋などで売っている大量生産された既製品のハンコよりもむしろ銀行印として向いていると言えそうです。

今回はメガバンク3社のみへ問い合わせを行ったので、地方銀行など各銀行の規定によってはイラスト入りのハンコが銀行印として登録できない可能性も0ではありませんが、銀行印として使うためにイラスト入りのハンコを作ってみるのも良さそうです。

イラスト入りのハンコは実印としての登録はできない!

ほとんどの銀行で銀行印として登録できることが分かったイラスト入りのハンコですが、実印としては登録できるのでしょうか。

実印とは、不動産取引と言った大きなお金が動く契約を結ぶ際などの本人確認の手段のひとつとして、予め役所に登録しておく印鑑のことを言います。

実印登録を行うためには、自分が住んでいる地域を管轄する町役場、市役所、区役所などへ登録したい印鑑を持参して出向き、規定の手続きを行う必要があります。

今回は筆者の地元、神奈川県川崎市の高津区役所にCBR250Rのハンコを持参し「イラスト入りのハンコは実印として登録できるか」と聞いてみました。

結果は「NO」。イラスト入りのハンコは実印として登録できないということがわかりました。なぜ、登録できないのでしょうか。川崎市の公式サイトに掲載された実印登録できる印鑑の規定を参照してみましょう。

登録できる印鑑

氏名を完全に表示したもの
氏だけを表示したもの
名だけを表示したもの
氏と名の各一部を組み合わせて表示したもの
日本人市民の方で住民票に旧氏が記載されているときは、旧氏も使用できます。
外国籍市民の方で住民票に通称名が記載されているときは、通称名も使用できます。
上記のいずれか一つにあてはまるもので、なおかつ下記の「登録できない印鑑」のいずれの項目にも該当しないもの。

川崎市公式HP「印鑑登録について」https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000037125.html

登録できない印鑑

印影の大きさが一辺の長さ8mmの正方形に収まるもの、または一辺の長さが25mmの正方形に収まらないもの。
ゴム印など印影が変形しやすいもの。
印影に職業、資格など氏名以外の事項が表しているもの。
(ただし、印章作成上の慣習として「の印」「之章」を加えたもの、また女性の場合のみ「子」を加えたものは登録できます)
印影が不鮮明なもの。
(毀損・摩滅した印鑑、輪郭の無い印鑑、輪郭の欠けた印鑑、逆彫りの印鑑等)
印影に竜紋や唐草模様等を加えたもの。
既に他の人が登録している印鑑。

川崎市公式HP「印鑑登録について」https://www.city.kawasaki.jp/250/page/0000037125.html

実印登録できる印鑑の規定を参照すると、「登録できないハンコ」として「印影に職業、資格など氏名以外の事項が表しているもの」「印影に竜紋や唐草模様等を加えたもの」と示されていることがわかります。

高津区役所の窓口担当者によると、CBR250Rのハンコに限らずイラスト入りのハンコは「氏名以外の事項」が入っている、「印影に竜門や唐草模様等を加えたもの」として扱われてしまうので、登録できないそうです。

都道府県、市町村や担当者によって判断が異なる可能性はあるとのことですが、実印として登録するために印鑑を作成する場合には、氏名以外の事項は入れないでデザインするのが無難だと言えるでしょう。

「モータースポーツ」を感じさせるチタン製ハンコという手があった!

レーシングドライバー織戸 学さんプロデュースの「MAX ORIDO」が販売する「究極のチタン印鑑」。1万6500円〜1万9800円(税込み)。

バイクのイラストの入ったハンコは残念ながら実印としては登録できないことが分かりました。ライダーだからといって、何もハンコまで無理矢理にバイクテイストを取り入れなくてもいいとは思うのですが、ここまできたらなんとか「バイクっぽさ」を感じるハンコを実印登録してやりたいと思ってしまいます。

で、見つけたのが「MAX ORIDO」の「究極のチタン印鑑」。「バイクっぽさ」というより、「モーサースポーツっぽさ」になりましたが(笑)
「MAX ORIDO」は4輪レーシングドライバーの織戸 学さんが運営するアイテムショップです。クルマのパーツやレーシングシュミレーターなどを主に販売しています。

人気製品だという「究極のチタン印鑑」は、チタンマフラーと同じ純度99.9%の純チタンを素材に使い、注文が入ってから制作する本格派です。チタンマフラーを彷彿とさせる青い焼きは、職人が愛を込めて1本1本ハンドメイドで入れているのだそう。

MAX ORIDOが販売する「究極のチタン印鑑」の各サイズ。左から13.5mm経、 15.0mm経、 16.5mm経、 18.0mm経。

価格は印鑑の経によって1万6500円〜1万9800円(税込み)と少し高級感のある設定ですが、「MAX ORIDO」によると「チタンは強度が高いため、チタン印鑑も非常に耐久性が高く、更に品質を証明するべく、10年保証もお付けしています。万が一、ご自分で落として欠けてしまった場合でも、送料をご負担頂ければ、無料で彫り直しをさせて頂きます」とのことで、抜群の保証体制が整っています。一生モノとして使うことができそうですね。

こちらの「究極のチタン印鑑」であれば印影は一般的なハンコと変わらないため、実印として登録することが可能です。


ビジネスや契約など、堅い場面での出番が多いハンコですが、趣味を反映した遊びココロのあるハンコなら、愛着を持って長く使うことができそうです。自分へのクリスマスプレゼントとして、1つ作ってみてはいかがでしょうか。

レポート●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●MAX ORIDO・モーサイ編集部

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