YDS-3レストア録リターンズ

名車再生!?YDS-3レストア録リターンズ 第0回:ひとまずおさらいから

「初回にも関わらず“おさらい”とはこれいかに?」
と思った方、鋭い。あとではなまるをあげましょう。
当企画は今年9月に発行休止となったモーターサイクリストCLASSIC誌で連載していたYDS-3再生の続編。
紙からネットへのお引越しであり、今回はそのご挨拶。手土産はないけど許してちょうだい。

一体YDSとどんなバイク?

RD、RZ、TZRにR25など、ヤマハには魅力あふれるパラレルツインスポーツがたくさんある(TZR250RはVツインが……)。YDSはそれらのご先祖様とも言えるマシンだ。まぁ、設計上の直接的なつながりはなく、共通項は”250cc2気筒車”ということくらいだけど。

こちらは’60年生産のYDS-1。SPORTS250Sと同一車種、と説明しているが、’59年に生産された初期モデルと比べるとギヤ比やフェンダー形状など細部が変更されている。

本格的な国産250スポーツ車として’59年に登場したYDS-1(発売当初の車名はヤマハ SPORTS 250S)に端を発するYDSシリーズ。お察しのとおり(?)YDS-3は初代から改良を重ね、’64年からリリースされた3代目。
先代モデルと異なる特徴はいくつかあるが、一番はオートルーブ(=分離給油システム)採用車という点だろう。
2スト車がガソリンと一緒に2ストオイルを燃やしていることは、みなさんもご存知のとおり。当時は、ガソリンに直接オイルを混ぜる”混合給油方式”が主流だった。
対して別体のオイルタンクに2ストオイルを入れ、スロットルと連動したオイルポンプを経由してキャブへとオイルを送る今風(?)な潤滑システムが”分離給油方式”。
そして、シリーズ中初めて(ヤマハ車全体で見ると3番目)にオートルーブを搭載したのがYDS-3なのだ。

手前の青い車両はYM-1(305CC)で、YDS-3のボアアップ車。後ろで風になっている(?)のはワークスマシンのRD56で、同車で培われた技術がYDS-3にフィードバックされている。この頃は雑誌社が気軽にワークスマシンを借りたり、乗り回せたらしい。

→次のページ:これまでのレストアメニューはこんな感じ!

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