スタイリッシュなカウルをまとったスーパースポーツモデルを中心に、維持費のリーズナブルさや、だれでも気軽に乗れる車格も手伝って、エントリーユーザーからベテランライダーまで、幅広い層からに好まれている250ccクラス。
「そんなニーゴー(250cc)モデルを中心に、各社のバイクたちに意識があったら……」なんて“if”のお話。今回は平成初期に秀逸なデザインで話題を集めた、スズキのファッショナルビークル、スズキSW-1君のお話。
作:もるん(@MOLN2RNG)
1989年の東京モーターショーで話題をさらい、3年後に満を持して登場したSW-1。
類を見ない特徴的なフォルムや扱いやすいエンジン特性は評価された一方で、収納スペースの使い勝手が意外にイマイチだったり、車両価格が約70万円と高めだったこともあり、1年と経たずに市場を去ることになった。
しかし、超個性的なデザインが再評価され、近年の中古車市場では生産台数が少なかったこともあって、希少車として高値がついている。
オマケ:SW-1 プロトタイプ
1989年の東京モーターショーに展示されたコンセプトモデル。
市販モデルよりもさらに特徴的なフォルムをしている。ヘッドライトと一体の一文字ハンドルや、シート下には高級ツールセットを備えていた。