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ホーク11登場で注目度上昇中!? 今買える最新カフェレーサー的バイク14選「見た目レトロでもスポーティなんです!」

国産車はホーク、Z、Wなど往年の車名を継承したモデルが多い!

そもそもはユーザーカスタム車が発祥の「カフェレーサー」。イギリスで生まれた文化で……、ロッカーズが……、エースカフェが……と、長い歴史と込み入った話もありますが、今では国内外の各メーカーがそのテイストをまとったバイクを正式なラインアップとして展開しています。
まずは国産車から見ていきましょう。

ホンダ ホーク11「走りの楽しみを忘れない大人のバイク」

ホンダ ホーク11。エンジンは1082cc水冷並列2気筒。価格は139万7000円で、2022年9月29日発売予定

2022年3月「第38回 大阪モーターサイクルショー2022」で世界初公開されたロードスポーツモデルです。一体成型FRP製のロケットカウルは「走りの楽しみを忘れない大人のバイクであることの象徴」とされています。エンジンは同社の大型アドベンチャーモデル・CRF1100Lアフリカツインに由来するパワフルなもので、最高出力102馬力。

ホンダ CB1000R「4機種でファミリーを形成」

ホンダ CB1000R。エンジンは998cc水冷並列4気筒で最高出力145馬力、価格は167万900円

もとは欧州向けのストリートファイターモデルでしたが「ネオスポーツカフェ」というデザインテーマでリニューアルされ、2018年に国内販売開始。以降、そのコンセプトを適用した125cc、250cc、650ccのバリエーションモデルが展開されています。

ホンダ CB125R。エンジンは124cc水冷単気筒で最高出力15馬力、価格は47万3000円
ホンダ CB250R。エンジンは249cc水冷単気筒で最高出力27馬力、価格は56万4300円
ホンダ CB650R。エンジンは648cc水冷並列4気筒で最高出力95馬力、価格は97万9000円

ヤマハ XSR900「最新型は伝統馬術のエキスパートがコンセプト!?」

ヤマハ XSR900。エンジンは888cc水冷並列3気筒で最高出力120馬力、価格は121万円

「レトロな外観とパフォーマンスを調和させたNeo Retroロードスポーツモデル」として2016年にデビューしたXSR900。2022年には初のフルモデルチェンジ、大幅なスタイリング変更と走行性能強化が施されました。アグレッシブな走りのキャラクターに定評があるスポーツネイキッド・MT-09がベースモデルであり、走行性能は折り紙付きです。

ヤマハ XSR700「XSRシリーズの原型を維持」

ヤマハ XSR700。エンジンは688cc水冷並列2気筒で最高出力73馬力、価格は93万5000円

スポーツネイキッド・MT-07をベースに生まれたXSR700。フルモデルチェンジで大変身したXSR900に対し、2017年の国内デビュー以来いまだフルモデルチェンジはなし。スタイリングも小変更にとどまっていますが、確かな実力と色あせない魅力が支持されているスポーツヘリテージモデルです。

スズキ SV650X「独自のスタンスを持つカフェモデル」

スズキ SV650X。エンジンは645cc水冷V型2気筒で最高出力72馬力、価格は84万7000円

ベース車であるスポーツネイキッド・SV650の発売から2年後、2018年に国内デビュー。原型は2016年の東京/大阪モーターサイクルショーに出品された「SV650ラリーコンセプト」で、その名残か、純正アクセサリーにLEDフォグランプセットがあります。
土埃巻き上がるラリーの世界と、レトロなカフェスタイルがどう繋がったのかは大きな謎です……。

カワサキ Z900RSカフェ「大人気車をひと味違った姿で」

カワサキ Z900RSカフェ。エンジンは948cc水冷並列4気筒で最高出力111馬力。価格は141万9000円

今や押しも押されもせぬヒットモデルとなったレトロスポーツ・Z900RSをベースに、丸みを帯びたフロントカウルやローポジションバーハンドル、段付きシートなどを装備した派生モデル。エンジンカバーの「DOHC」エンブレムは専用装備です。

カワサキ W800カフェ「Wにもカフェレーサーモデルを用意」

カワサキ W800カフェ。エンジンは773cc空冷並列2気筒で最高出力52馬力、価格は121万円

2019年にW800シリーズが復活した際に、ノンカウルの「ストリート」とともに登場。もとがクラシックなモデルなので、カフェスタイルもバッチリ決まっています。ちなみに、冬場便利なグリップヒーターを標準装備しているのも特徴。

輸入車のトライアンフやドゥカティは、本場ヨーロッパの濃厚なデザイン

トライアンフ スラクストンRS「カフェレーサー発祥、イギリスのこだわり仕上げ」

トライアンフ スラクストンRS。エンジンは1200cc水冷並列2気筒で最高出力105馬力、価格は197万9000円〜201万8600円

かつてカフェに集まり公道競争を楽しんでいたライダー=カフェレーサーたちにカスタムベースとして愛されていたという名機を継承するモデル。レトロなスタイリングと走りの楽しさを高次元で両立しています。

トライアンフ スピードトリプル1200RR「圧倒的な高出力を誇る」

スピードトリプル1200RR。エンジンは1160cc水冷並列3気筒で最高出力180馬力、価格は228万5000円〜233万円

180馬力を発揮するスポーツネイキッド・スピードトリプル1200RSをベースに、ロケットカウル風のフェアリングやセパレートハンドルを装備したハイパフォーマンス機。電子制御サスペンションやカーボンパーツなど高級装備満載です。

ドゥカティ スクランブラーナイトシフト「闇にきらめくイタリアン」

ドゥカティ スクランブラーナイトシフト。エンジンは803cc空冷V型2気筒で最高出力73馬力、価格は138万9000円

エンジンはドゥカティの代名詞とも言える「Lツイン」。オフロードテイストの強いスクランブラーシリーズですが、ナイトシフトはそこにカフェスタイルを融合。ほぼ一文字形状のバーハンドルやバーエンドミラーを装備し、夜をイメージさせるシックなカラーリングが施されています。

ハスクバーナモーターサイクルズ ヴィットピレン401「普通二輪免許でも乗れる異端デザインのカフェ」

ハスクバーナモーターサイクルズ ヴィットピレン401。エンジンは373cc水冷単気筒で最高出力44馬力、価格は76万7000円

KTMのスポーツネイキッドである390デュークがベースですが、それが分からないほど、オリジナリティあふれるスタイリングをまとっています。ライディングポジションはなかなかスパルタンで、乗り手には覚悟が必要かも!?


同じ「カフェレーサー」というジャンルですが、メーカーごと、モデルごとにルックスも乗り味も大きく異なります。もしこの記事で一目惚れしたバイクがあれば、ぜひ販売店やレンタルバイク店で試乗してみてくださいね!

レポート●林 康平 編集●上野茂岐
写真●ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ、トライアンフ、ドゥカティ、ハスクバーナモーターサイクルズ

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