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ベーシックライディングレッスン(BRL)は全国で安価に受講できる、初心者特化の講習会
日本二輪車普及安全協会が1991年から実施してきた二輪車安全運転講習会「グッドライダーミーティング」が、2024年に大変革。参加者が常連化し上級者の練習場になっていたところがありましたが、初心者のための講習会へと原点回帰、「ベーシックライディングレッスン(BRL)」に名称も変更されました。
とはいえ実際どのような練習をするのかが気になるもの。そこで、2年前に普通自動二輪免許を取得したバイク女子YouTuber、ぴの子さんが実際に受講した様子を紹介します。
今回のベーシックライディングレッスン東京(2024年11月10日、警視庁交通安全教育センターで開催の回)は、インストラクターに加えて女性白バイ隊の「クイーンスターズ」も講師として参加。基本的なバイクの操作法を解説した後、ブレーキ、コーナリング、バランスの各課題に挑んでいきます。
最初は緊張していたぴの子さんですが、指導員の丁寧な指導のおかげで安心して受講できたといいます。コーナリングの課題はなかなかテクニカルでしたが、繰り返し練習するうちに適切なライン取りやブレーキ/アクセルのタイミングをつかめてきて、気づけば楽しくなっていたそう。「特に低速での運転がうまくなったかも。狭いスペースでも以前より自信を持って対応できそうです」と上達を実感していました。
ベーシックライディングレッスンの様子
基礎から教えてもらえる
最初に女性白バイ隊員がバイク操作のコツをレクチャー。目線やニーグリップ、腕の力を抜くなど、基本的な操作法を実際にバイクにまたがって伝授してくれました。
たくさん走ってうまくなる
インストラクターの先導でコーナリングを練習。かなり細かい走行路で、縁石やパイロンにぶつからないか心配だったようですが、何周もするうちに「コツがつかめると楽しくなってきました」。
悪いところを教えてもらえる
ブレーキを3本指で握っていたぴの子さん。指摘されて4本指で操作してみたら力のかかり方が全然違ってびっくり! また、視線が下がりがちなことにも気付けました。
難しい低速での操作、2種類の操作方法を練習
パイロンスラロームは、アクセルのオンオフで抜けていく通常のものと、ゆっくり走ってハンドル操作でクリアしていくバランス強化のためのものの2種類を練習。
指導員が多くて安心!
パイロンを中心にぐるぐると円を描く練習。低速でのバランスを鍛えています。「インストラクターがたくさんいて、必ず見ていてくれるから安心感がハンバないです」
ベーシックライディングレッスンを終えて「何だか自信が付きました!」
「受講してみて、自己流のクセが実は危険だったり、愛車に負担をかけたりしていると気づかされました。自分のライディングを見つめ直すにも最適な講習会です」とぴの子さん。
上級者と混ざっての練習ではなく、全員が初心者という環境で焦らず学べるベーシックライディングレッスン。2025年からは、さらに初心者に優しいプログラムになるとのことです。ベーシックライディングレッスンは日本全国で開催されていて、300円〜数千円程度で受講可能(会場によって異なる)。バイク初心者の知人や家族がいたら、ぜひベーシックライディングレッスンの存在を教えてあげてください!
レポート&写真●太田力也
取材を行ったのは2024年11月10日(日)開催の「Basic Riding Lesson東京」。
会場は警視庁交通安全教育センター(東京都世田谷区)で、受講料は無料(保険料300円のみ必要)。
今後の開催スケジュール、申込みは日本二輪車普及安全協会のBasic Riding Lesson公式ウェブサイト。