KIJIMA Batt Checkで異常を察知
通勤や通学などで毎日バイクに乗っている人でも、朝イチにセル一発でエンジンが掛かるとホッとするはず。ましてや、週末しかバイクに乗らない、ツーリングは月イチというライダーだとバッテリー上がりが気になるだろう。これから出発なのにエンジンが掛からない……そんな事態を防げるのが、スマートフォンのアプリでバッテリーの電圧を確認したり状態を診断できるバットチェックだ。
例えば、ツーリング前日に確認すれば出発当日の朝に慌てずに済む。日単位の電圧記録を使って定期的にチェックしておけばバッテリーの劣化にいち早く気づけ、充電や交換といった対処もしやすい。
使い方は、愛車のバッテリーの端子に本体から延びるコードをつないでスマホと無線接続し、アプリに登録するだけ。バッテリーの状態を自動診断する「バッテリーチェッカー」機能を使うときはメインキーをオンにしてロービームを点灯させる必要があるが、電圧を調べる「電圧メーター」機能はバイクに近づいてアプリを起動するだけでよく、バイクカバーを外す必要がないのは有り難い。
寒い季節は特に気になるバッテリーの調子を可視化できるバットチェック。6Vの旧車、12Vや24Vの四輪車にも使えるので、複数用意すれば家族のクルマやバイクをまとめて管理することも可能だ。
Batt Checkの取り付けは簡単
キジマ バットチェックの設置は車載バッテリーのプラス端子とマイナス端子にコードを接続するだけ。正常に取り付けられると本体のLEDが赤く点灯する。
あとはスマホアプリとBluetooth接続すれば完了だ。接続可能距離は障害物の有無にもよるが5〜10mほど。走行中なのに電圧が低い、過充電状態が続くといったオルタネーターの故障や接続不良などが疑われる場合、警告音と振動でスマホに知らせる早期警告機能も備わる。
Batt Checkはスマホアプリで管理
キジマ バットチェックのスマホアプリは、4段階でバッテリーの状態を診断する「バッテリーチェック」、現在の電圧を針が指す色と数値で示し過充電や過小電圧のときは警告する「電圧メーター」、スマホアプリと接続中の電圧の変化を日単位または年単位で記録する「電圧記録」の3つの機能を持つ。また、電熱ウエアなどに給電しているライダーなら、それらを使用中の電圧変化から電気を使いすぎていないかも確認できる。なお、1つのアプリには最大5つのバットチェックを登録可能で、それぞれに名前を付けられる。
レポート●モーターサイクリスト編集部
キジマ
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