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「レブル&GBミーティング」SNSで交流を促進!! 現地では放任!?ホンダが提案する令和的バイクイベントのカタチ

「バイクの楽しみ方を見つけてほしい」

2022年7月30日(土)に、山梨県のふじてんスノーリゾートでホンダモーターサイクルジャパン主催の「レブル&GBミーティング」が行われました。このイベントは、2022年5月に熊本県で行われた第1回を皮切りに、全国各地で合計9回行われるもの。第4回となったふじてんスノーリゾート会場では、気温35度を超える猛暑にも関わらず、約350台のレブル&GBシリーズが集まりました。

「バイク趣味人の高齢化」なんて話も聞こえてくる昨今ではありますが、「レブル&GBミーティング」の参加者は30代前半までと見られる若者と、それ以上のベテランライダーがちょうど半々くらいで「今日乗ってきたのが初めてのバイクです!!」なんていう初初しい声も多く聞こえてきました。

スマホアプリ「Honda GO RIDE」の会員は、会場限定のガチャガチャをすることができ、景品はスマホリングでした。
レブルorGBシリーズで来場した参加者に配られたオリジナルリストバンド。早速ハンドルやインジェクションカバーに装着する人も多く見られました。
当日は最高気温が40℃近くまで達し、「シートが熱くなりすぎて合皮のパンツが溶けました」という参加者も。

大盛況となった「レブル&GBミーティング」ですが、13時から抽選会が行われたほかには特に主催者側からの働きかけによるイベントはなく、参加者は時折気になる車両の前で足を止め、そのオーナーと談笑するなどしながら、思い思いに会場を歩き回るスタイル。

全体参加のイベントは少なくする一方で、主催者側は事前に「#れぶみー」「#じびみー」という親しみやすいハッシュタグを用意し、参加者各々によるSNSなどでの参加表明や自己紹介の活発化を促進。
その甲斐もあって、会場では「すでにSNS上などで交流があったものの実際に会うのは初めて」という関係のライダー同士が初対面を喜ぶ様子も多く見受けられました。

そんなイベントとなった背景には「バイクの楽しみ方を再発見してほしい」というホンダの思いがあります。

GB350のマーケティングを担当するホンダモーターサイクルジャパン企画部の和泉 貴士(いずみ たかし)さんは「主催側で何もかもをお膳立てするというのではなく、あえて出会いの場所、バイクで出かける目的の提供にとどめています。他のライダーや車両とのたくさんの出会いを通じ『こんなバイクがあるんだ、次はこれに乗ってみようかな』『ツーリングの話を聞いて面白かった、来週そこにでかけてみようかな』というように、一緒にバイクライフを楽しむ友達や行きたい場所、乗りたいバイクを見つけるきっかけになってほしいと思っています。『バイクに乗り続ける理由』を持って帰っていただければ」と言います。

参加者同士で交流を楽しんでいます。
13時から行われた抽選会の様子。レブルやGBのロゴが入ったグッズなどが当たりました。

パーツメーカーによるカスタム車の展示も!! 「カフェカスタムGB」が大人気

「レブル&GBミーティング」の会場には企業ブースも設置され、ふじてんスノーリゾートで行われた4回目にはデイトナ、キジマ、プロト、アクティブ、タナックスの5社が出展。

デイトナブースには2022年8月に発売されたセパハンキット、LEDフェンダーレスキットなどを装備したGB350のカフェカスタムデモ車が展示されました。「GBはセパハンにしたいというお客様が少なくないんですよ」というデイトナスタッフの言葉どおり、このデモ車はとても人気で、実際ににまたがってライディングポジションを確認する参加者に囲まれていました。

キジマからは、高い防風性を発揮するフェアリングキット、より快適なポジションを実現するバーハンドルやシート、積載性を向上させるリアキャリヤなどを装着し、長距離ツーリングに最適化されたレブル1100「トランスコンチネンタルスタイル」のデモ車が展示されました。注目は純正のものより肉厚になったシート。クッション性が高く、長時間走ってもお尻が痛くなりにくいのはもちろん、着座位置が上がることでクルーザータイプの車両あるあるの「ハンドルが遠く感じる」といった悩みを解決し、より最適な乗車姿勢をサポートしてくれるとのことです。

「レブル&GBミーティング」の会場に設置された企業ブース。
デイトナが展示していたGB350のカフェカスタムデモ車。
2022年8月にデイトナから発売されたセパハンキットを装着。
ベース車はGB350ですが、ステップ周りをGB350Sのものに換装することで、セパハンに合う自然なバックステップを実現しているのだそう。
タンクには2枚の羽をペイント。羽はそれぞれデイトナとホンダの2社をイメージしているとのことです。
キジマが展示していたレブル1100「トランスコンチネンタルカスタム」のデモ車。
大型のフェアリングキットを装備。防風性能を向上し、疲労を軽減。
奥の純正シートと比較すると、見た目にもボリュームがあるキジマ製カスタムシート。くぼみも緩やかになっており「お尻がシートのくぼみにはまり込む」現象も改善されているとのこと。
サイドバッグにはたくさんのPALSベルトが装備され、ポーチなどの外付けもできます。
大型のエンジンガードを装着。万が一転倒した際にも車体やエンジンのダメージを軽減し、引き起こしもラクになります。

「レブル&GBミーティング」今後の開催予定

北は岩手県から南は熊本県までと全国各地で開催中の「レブル&GBミーティング」。
10月以降の開催予定は下記のようになっています。いずれもイベント開催時間は10時〜15時です。レブル&GBのオーナーでなくても無料で参加できるので、機会があればぜひ足を運んでみてくださいね。

10月10日 滋賀県・奥伊吹モーターパーク
10月15日 愛媛県・道の駅 風早の郷「風和里」
10月16日 広島県・グリーンピアせとうち

レポート/写真●モーサイ編集部・中牟田歩実

CONTACT

「レブル&GBミーティング」公式ウェブサイト

メールアドレス:rebel-gb-meeting@hm-japan.com(Rebel × GB Meeting 運営事務局)

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