アニメやゲームのキャラクターをラッピングなどで大胆に描いたクルマ「痛車=イタシャ」。そのバイク版「痛単車=イタンシャ」については、過去の記事でふれた通り。
バイクという(クルマと比較すると)少ない面積へのラッピングを、高い技術やあふれる情熱、発想力でカバーしているイタンシャ。その愛好者は全国に存在している。
例年春に長崎県・佐世保市で開催されている九州最大級の痛車イベント「ITASHA WEEK SASEBO NAGASAKI」にも、毎回数多くのイタンシャが集結している。当記事ではその会場で出会った珠玉のイタンシャを紹介しよう。
スズキ GSX-R750×鏡音リン・レン
初音ミクと並び、高い人気を誇るツイン・ボーカロイドの「鏡音リン・レン」。オーナーの柊さんは、ライブで観た「劣等上等」という曲のパフォーマンスに刺激を受け、このデザインを発案したという。
黄色いボディの右と左にリン・レンをそれぞれ配し、ホイールのリム部分にはブルーのラメシートをレイアウト。黄色×青のカラーリングやスピード感を感じさせるバイナルデザインが秀逸だ。
ハーレーダビッドソン FLTRXロードグライド×FGO
雄々しくも流麗なシルエットのFLTRXロードグライドにラッピングされているのは『Fate/Grand Order(FGO)』のサーヴァント「スカサハ」。全身タイツとも称される独特の衣装がなんともセクシーなキャラクターだ。
ハーレーを乗り継いでいるオーナーのせつなさんもデザインにあたり「エロく!」をテーマに据えたそう。紫をメインカラーに、妖艶な色気が漂うオトナなイタンシャを完成させた。
ハーレーダビッドソン XL1200CXロードスター×ガルパン
続いてもハーレーをベースにしたイタンシャを紹介する。
カフェレーサースタイルのXL1200CXロードスターに描かれているのは『ガールズアンドパンツァー』知波単学園の熱血少女、玉田。突撃上等で退くを知らないキャラクター同様、攻めたスタイリングが印象的なモデルだ。
玉田一筋というオーナーの椿姫井さん。冬季迷彩を施したイタンシャで“戦車道”を邁進している。
まとめ●モーサイ編集部 写真●痛車天国
*当記事は痛車専門雑誌『痛車天国』(八重洲出版)の記事を再構成・編集しています。
痛車天国プロジェクト公式サイト http://itasha-tengoku.yaesu-net.co.jp