トピックス

シート高は875mm→837mmに! ヤマハ テネレ700には「ローシート&ローダウン」仕様が用意される

ヤマハ発動機は、新型アドベンチャーモデル「テネレ700 ABS」に、ローシート&ローダウン仕様アクセサリーバッケージ「テネレ700 ABS Low」を発売した。価格はスタンダードと同価格の126万5000円。

6月5日に発売される「テネレ700 ABS」はオフロードでの走破性を重視したモデルとなっており、それゆえシート高も875mmとやや高めである。参考として、エンジンや車体の一部がテネレ700のベースとなっている「MT-07」のシート高は805mmなので、乗れるかどうか心配に思う人も多いだろう。
しかし、この「Low」のシート高はスタンダード比マイナス38mmの837mmとなり、足着き性と乗降性が大幅に改善される。シート高の数値で言えば、セロー250の830mmが近い。

「テネレ700 ABS Low」は、ヤマハ純正アクセサリーを提供するワイズギア製の2つのパーツを組み合わせて車高を下げている。
ひとつは「ローシート」(単品価格2万7500円)で、約20mmダウン。さらにもうひとつは「ローダウンリンク」で、約18mmダウン。この2つのパーツにより計38mmのローダウンとなっている。
パーツを単品で揃えると3万9380円となるが「テネレ700 ABS Low」の場合、車両価格はスタンダード同様なので、最初から足着きに不安がある人はLowを選ぶことをお勧めしたい。

ノーマル状態から約20mm低くなるワイズギア製のローシート。ただ「アンコ抜き」をするのではなく、形状も工夫されており、数値以上の足着き性改善をもたらすという

 

「テネレ700 ABS」のスタンダードのシート。シート高は875mm

車体色は「マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)」、「ブルーイッシュホワイトパール1(ホワイト)」、「マットブラック2(マットブラック)」の3色。これもノーマルと変わらないカラーラインアップとなっている。

現在激戦区となりつつある「ミドルアドベンチャー」クラスへ、高いオフロード走破性という武器とともに新規参戦するテネレ700。ミドルクラスならでの扱いやすいパワーで多くのユーザーに受け入れられるアドベンチャーモデルになるだろうが、ローシート&ローダウン仕様が用意されることでさらに間口は広くなるはずだ。

リアサスペンションのリンク長を変化させるワイズギア製のローダウンロンク(装着によりサスペンションの特性はスタンダードから変化する)

ヤマハ テネレ700ABS Low主要諸元

【エンジン・性能】
種類:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ ボア×ストローク:80.0×68.5mm 総排気量:688cc 最高出力:53kW<72ps>/9000rpm 最大トルク:67Nm<6.8kgm>/6500rpm 燃料タンク容量:16L(無鉛レギュラーガソリン指定) 変速機:6段リターン

【寸法・重量】
全長:2370mm 全幅:905mm 全高:1455mm ホイールベース:1595mm シート高:837mm 車両重量:205kg タイヤサイズ:F90/90-21 R150/70R18

まとめ●阿部哲也 写真●ヤマハ

 

  1. 【バイク初心者】本格的なバイク整備はプロに任せる!でもこの『3つ』だけは自分でもチェックできるようになろう!【バイクライフ・ステップアップ講座/3つのセルフチェック 編】【Safety】

  2. 『Rebel 250(レブル250)』に「Honda E-Clutch」搭載タイプが登場!ユーザーの声をもとに熟成した新たな『Rebel 250』でツーリングを楽しもう!

  3. 寒い季節はグローブ選びが命! 冬場も走るベテランライダーが100%装着している『バイク用の冬グローブ』ってどんなもの?

  4. 【比較】新型『GB350 C』と人気の『GB350』の違いは?ざっくり10万円強も価格差……ちょっと高いんじゃない?と感じる人へ!

  5. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  6. 冬は寒いのになんでバイクに乗るの?実は『他の季節よりも○○な魅力』が5つある!

  7. ベテランライダーが『CBR650R E-Clutch』に乗って感じた楽しさ

  8. 寒い時期はバイクに乗らない人へ!愛車を冬眠させるなら「4つの〇〇+α」をやっておけばずっと長持ち!

  9. 還暦からセカンドライフをスタートさせた『Rebel (レブル)1100 <DCT>』のオーナー

  10. CL250はセカンドバイクじゃない。この250ccは『メインの1台』になり得るバイクだ!

  11. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  12. CL250とCL500はどっちがいい? CL500で800km走ってわかったこと【ホンダの道は1日にしてならず/Honda CL500 試乗インプレ・レビュー 前編】

  13. 【王道】今の時代は『スーパーカブ 110』こそがシリーズのスタンダードにしてオールマイティー!

  14. 新車と中古車、買うならどっち? バイクを『新車で買うこと』の知られざるメリットとは?

  15. ビッグネイキッドCB1300SFを20代ライダーが初体験

  16. どっちが好き? 空冷シングル『GB350』と『GB350S』の走りはどう違う?

  17. “スーパーカブ”シリーズって何機種あるの? 乗り味も違ったりするの!?

  18. 40代/50代からの大型バイク『デビュー&リターン』の最適解。 趣味にも『足るを知る』大人におすすめしたいのは……

  19. ダックス125が『原付二種バイクのメリット』の塊! いちばん安い2500円のプランで試してみて欲しいこと【次はどれ乗る?レンタルバイク相性診断/Dax125(2022)】

  20. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける

おすすめ記事

新型コロナウイルス対策のため、ドゥカティが3月に開催予定だったディーラーイベントを中止 クシタニからカジュアルデザインの夏用カジュアルパーカージャケット&メッシュパンツが登場!! 抜群の剛性と衝撃吸収性でスマホを美しく守るサイン・ハウス「マウントシステム」

カテゴリー記事一覧

  1. GB350C ホンダ 足つき ライディングポジション

ピックアップ記事