モータースポーツに興味を持ってもらい、HRCっておもしろい会社だな……と思ってもらえたらいい
MotoGPやF1など、モータースポーツの第一線で活動するホンダ・レーシング(HRC)は、2026年8月15日・16日の2日間、東京ビッグサイトで開催された「コミックマーケット108」に初出展しました。

世界最大級のポップカルチャーイベントであるコミックマーケット108には、2日間で約26万人(各日約13万人)が来場しました。HRCはモータースポーツで培った「挑戦の精神」や「走りの情熱」をより広い層に届けるため、サブカルチャーの熱量とモータースポーツの技術を融合させた独自の空間を展開しました。

ブースの目玉となったのは、アニメ「マクロスシリーズ」などで知られるビジョンクリエイター・河森正治氏とのコラボレーションプロジェクト「情熱駆動」です。同プロジェクトから、実戦用のフォーミュラカー筐体(カーボンモノコック)をベースにしたレーシングシミュレーター「Honda eMS SIM-01」の特別仕様が公開されました。河森氏によるリバリー(カラーリング)が施されたこの筐体は、1,300万円(税別)で限定1台の販売が行われ、大きな注目を集めていました。
また、15日には「REAL × CYBER ~Honda/HRCの情熱とは?」をテーマとしたトークショーが行われ、HRC代表取締役社長の渡辺康治氏、河森正治氏、そして「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」や「機動戦士ガンダムSEED」で知られるアニメ監督の福田己津央氏が登壇。リアルなレースの世界とフィクションにおけるモータースポーツ表現の共通点、そしてものづくりに注ぐ情熱について対談が繰り広げられました。このなかでコミケ初出展の意味を聞かれたHRCの渡辺社長は「我々は情熱をもってレースに取り組んでいて、同じようにアニメやいろんなものにパッションを持って接している方々と、もっと接点が出来て、HRCってなんだろう? HRCっておもしろいねと思ってもらえるチームになれたらいい」と述べました。

ブースにはホンダのパワーユニット「RA626H」を搭載するF1マシン「AMR26」のショーカーも展示。長い歴史を持つコミックマーケットにおいて、F1マシンが展示されるのは初めてのことです。

加えて、人気VTuberの戌神ころねさんとのコラボレーションも展開されました。戌神さんは、eモータースポーツ(eMS)の魅力を伝えるHonda Racing eMS アンバサダーを2024年から務めています。今回は新たに描き下ろされた特別なコラボビジュアルが公開され、そのイラストを使用した限定グッズの販売も行われました。こうした取り組みは、これまでモータースポーツに馴染みの薄かった若年層にHonda/HRCブランドを認知してもらう重要な機会になったといえそうです。
リアルなレースの興奮とポップカルチャーの情熱を融合させた今回の出展は、HRCにとって次世代のファン層と繋がるための新たな可能性を感じさせるものでした。


文と写真●飯田康博
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株式会社ホンダ・レーシング
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