福岡県大野城市にある「大野城心のふるさと館」で、2022年4月25日(火)〜6月18日(日)まで、同館の開館5周年を記念した特別展「白木原ベース サイドストーリー 〜街のなかのアメリカ文化、そしてPOP吉村伝説の誕生〜」が開催されています。
この展示は、大野城市と春日市に設置された板付基地のアメリカ人用の居住地区・白木原ベース通りや西戸崎などで市民との交流から育まれたアメリカ文化を紹介するものです。それを語る上で欠かせないのがPOP吉村の存在。
雑餉隈(ざっしょくのくま・現在の福岡市博多区南部とそこに隣接する大野城市西部のエリア)で1954年に「吉村モータース」を構えた吉村秀雄氏。レースへも積極的に参加し、その技術の高さから米兵たちに「POP吉村」と親しまれたというエピソードはあまりにも有名です。
その後は伝説のバイクチューナーとして、耐久レースで世界に名をはせた吉村氏の原点や貴重な資料が見られる展示となっています。
また、期間中は創業当時の工場を原寸大で再現したスペースが用意されるほか、1983年型YOSHIMURA MORIWAKI GSX1000の車両展示も行われます。
■大野城心のふるさと館
〒816-00934 福岡県大野城市曙町3丁目8-3
TEL:092-558-5000
FAX:092-558-2207
開館時間:午前9時〜午後7時
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日、12月28日〜1月4日)
「白木原ベース サイドストーリー 〜街のなかのアメリカ文化、そしてPOP吉村伝説の誕生〜」の企画展は2023年6月18日まで。
まとめ●モーサイ編集部