ニューモデル

【ヤマハMT-125】原付二種だけど足着きは250cc「MT-25」のほうが良好!?身長159cm女子の足着きもチェック

ヤマハからMTシリーズの末弟「MT-125」が国内販売決定!!

MT-15、YZF-R125などとともに日本国内販売の決定が発表されたヤマハの「MT-125」。

ヤマハの「MT」シリーズは、マスター・オブ・トルク(Master of Torque)の頭文字を取って「MT」と呼ばれています。その名の通り現行型MTシリーズの共通のコンセプトは「Torque and Agile」。豊かなトルクと思い通りに動く俊敏さで、乗る人に操作する楽しみと使いこなした達成感を与えるモデルです。現在日本国内ではMT-25(249cc)、MT−03(320cc)、MT-07(688cc)、MT-09(888cc)、MT-10(997cc)と排気量の異なる5つのモデルがラインアップされています。

どの排気量のモデルも、低速からしっかりと湧き上がるトルクハンドリングの軽快さ、街乗りに似合うアグレッシブなストリートファイター風デザインが特徴で、中でも国内最小モデルである「MT-25」は、初心者ライダーの「最初の1台」として、またリターンライダーの「久しぶりの1台」として、あるいは大型ツアラーなどを所有する人の「セカンドバイク」として、もちろん普段遣いのツーリングバイクとしても、幅広い世代から愛されています。

ヤマハ MT-25。写真の車両のカラーは2022年モデルから追加されたパステルダークグレー。

一方で海外に目を向けてみると、欧州では2015年から125ccクラスの「MT-125」、タイやインドネシアなどでは2019年から150ccクラスの「MT-15」が販売されていますが、いずれも日本国内への導入はありませんでした。

今回日本国内での販売が発表された「MT-125」は、国産の原付二種クラスでは希少なフルサイズ&マニュアル車とあって期待が高まりますが、足着きやライディングポジションはどうなのでしょうか?

実車に触れる機会を得たので、身長159cmの女性ライダーが足着きをチェックしました。

「MT-125」身長159cm女性の足着きは?

MT-125のシート高は810mm(欧州仕様参考値、アジア仕様「MT-15」も同数値)で、フルサイズとはいえ原付二種モデルとしては少々高めと言えます。

身長159cmで両足を着くと、つま先ツンツン……というか片足はほぼ接地していない状態。ただし、車体がかなり軽い(満タン装備重量142kg/欧州仕様参考値)ことから「支えきれずに倒してしまうのでは」という不安感はありませんでした。

重量のある車両では、MT-125と同程度の足着きでも信号待ちなどで片足をステップに乗せ、反対の足のみ地面に下ろす「片足着き停車」をするのは不安だと感じることもあります(片足着き停車=車両を足を着きたい側に傾けることになり、体感重量が増すため)。しかしMT-125の場合には、車両を相当……例えば地面に着く側の足がかかとまでベッタリ接地するまで傾けてみても支えきれると感じたので、運転中は「片足着き停車」スタイルで困らないと思います。

もし足着きの面で支障があるとすれば、駐車場内などでエンジン停止時、足で地面を蹴って移動したいときくらいでしょうか。

また、着座位置にあたるシートの両サイドが大きくえぐれ、エンジンやサイドカバー、エキパイなどもシート幅より内側にレイアウトされているために足を下ろした際に干渉せず、開脚幅を取られない点も小柄なライダーにはうれしいポイントです。

モーターサイクルショーで展示された国内で販売予定のヤマハ MT-125。
身長159cmのライダーがMT-125にまたがった様子。両足を着いた場合には、どちらかの足が微妙に浮いてしまいます。着いていない方の足は靴の先がギリギリ地面に触れているかいないか……くらい。
身長159cmのライダーがMT-125にまたがった様子。片足を着いた場合には着いている足の拇指球まで接地します。
着座位置にあたるシートのサイドが大きくえぐれ、開脚幅を取られないのがうれしい。
エンジン停止時に足で地面を蹴って移動するのには慣れが必要かも……。

250ccクラスの兄弟車「MT-25」の足着きと比べてみると?

一般的に、排気量が大きい車両ほど足着き性も気になってくるものです。しかし、MT-125の場合には兄弟車でより排気量の大きいMT-25(249cc)/MT-03(320cc)のほうが、足着きが良いと感じました。

それもそのはず、MT-25/MT-03のシート高はともに795mm(MT-25とMT-03は車体を共用)で、MT-125(シート高810mm)より15mm低いのです。MT-125では両足を下ろした際に片足が浮いてしまっていましたが、MT-25/MT-03では両足ともにほぼ指の付け根まで接地します。

一方で、MT-25/MT-03は足を下ろした際、ふとももがサイドカバーに弱冠干渉し、開脚幅を取られると感じたため「より真っ直ぐに足を下ろせる」=より踏ん張れるという点では、MT-125に軍配が上がります。また、車体重量もMT-25/MT-03(いずれも装備重量167kg)と比較するとMT-125(装備重量142kg/欧州仕様参考値)のほうが軽くなっています。その点も加味すると、総合的な足着き性における「安定感」という意味では、MT-25/MT-03とMT-125は同じくらいかもしれません。

ここまで身長159cmの女性ライダーによる主観的なMT-125足着きレポートをお送りしてきましたが、足着き性の良し悪しは身長だけでなく、体型や体重、着座位置などによっても大きく変わります。MT-125に興味のある人は、購入前に実車にまたがってみることをお薦めします。

身長159cmのライダーがMT-25にまたがった様子。片足を着いた場合には拇指球まで接地します。
身長159cmのライダーがMT-25にまたがった様子。両足を着いた場合には両足ともに指の付け根近くまで接地します。

欧州仕様MT-125主要諸元(参考)

欧州仕様MT-125。

【エンジン・性能】
種類:水冷4サイクル単気筒OHC4バルブ ボア・ストローク:52mm×58.6mm 総排気量:124cc 最高出力:11kW(15ps)/1万rpm 最大トルク:11Nm(1.1kgf・m)/7800rpm 変速機:6段リターン

【寸法・重量】
全長:1960 全幅:800 全高:1065 ホイールベース:1325 シート高:810(各mm) タイヤサイズ:F100/80-17 R140/70R17 車両重量:142kg 燃料タンク容量:11L

レポート●モーサイ編集部・中牟田歩実 写真●伊藤吉行/ヤマハ発動機/モーサイ編集部

  1. 【新車】125ccスクーター『LEAD 125(リード125)』がニューカラー2色追加で新発売! シート下スペース約37Lでスマートキー&USBソケットも標準装備!

  2. 10年、20年後も色褪せない「控えめに言って最高」GB350 Cを全力で絶賛する理由

  3. GB350を手に入れて1年半。休日はバイク漬け。女性ライダーの語る愛車の魅力。「行動範囲を広げてくれる素晴らしい相棒」

  4. 先陣を切るのは『Dio110 Lite』から! 原付免許で乗れるHondaの『新しい区分の原付バイク』

  5. 新型『CB1000F/CB1000F SE』国内発表!Hondaを代表するプロダクトブランド「CB」のフラッグシップモデルが登場!

  6. 女性ライダーの語る愛車GB350の魅力。「人生を充実させてくれる素敵な相棒です。」

  7. 二段階右折のやり方はとても重要。原付初心者に知って欲しいルール!

  8. 原付免許で運転できる『新基準原付』4車種の価格と発売日が決定!『スーパーカブ110 Lite』『クロスカブ110 Lite』『Dio110 Lite』『スーパーカブ110プロ Lite』が新登場!

  9. 愛車をもっと自分好みにするなら?世界的にカスタム人気の高い『CL500』がお手本にピッタリかも!

  10. 大排気量ツアラー一筋だったベテランライダーがXL750 TRANSALPに乗って感じた自由と楽しさとは?

  11. 原付二種相当のEVスクーター『CUV e: 』ってどんなバイク? 足つき性や航続距離など実際に触れて「わかったこと」を解説します!

  12. のんびりツーリング最強の大型バイク『CL500』がアップグレード!新色にも注目です!

  13. 【嘘だろ】2025モデル『GB350 C』が突き抜けカラーに!? これまで以上に「新車で買えるバイク」だと思えなくなって新登場です!

  14. 【新型登場】大人気『GB350』と『GB350 S』が大胆に変身! NEWカラーもスゴいけど……メーターやテールランプも「カスタムバイク」みたいになった!?

  15. 通勤・通学、二人乗りもOKの遊べる125cc『ダックス125』は初心者の人も安心!

  16. レブル500ってどんなバイク? 燃費や足つき性、装備などを解説します!

  17. 50歳からライダーデビュー。エネルギッシュな女性ライダーが考える悔いのない人生

  18. 新型『NX400』ってバイク初心者向けなの? 生産終了した『400X』と比較して何が違う?

  19. 定年後のバイクライフをクロスカブ110で楽しむベテランライダー

  20. “HAWK 11(ホーク 11)と『芦ノ湖スカイライン』を駆け抜ける